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新着情報

21.12.07

11/24仙台南ニュータウン町内会・萩の台町内会でスマホ体験会を開催しました/CPフィールドワーク演習/コミュニティ・プランナープログラム

宮城大学では,地域が抱える多様な課題の解決や,コミュニティづくりに貢献できる人材として「コミュニティ・プランナー(CP)」の育成に取り組んでいます。「コミュニティ・プランナープログラム」に参加する学生2名が,11月24日,仙台南ニュータウンの高齢者を対象とした「スマホ体験会」を開催しました。

地域課題解決の取り組みとして「高齢者を対象としたスマホ体験会」を開催
地域での SNS アプリの活用は高齢者の安否確認への応用も展望

7月より,学生たちが地域の関係者からのヒアリング・打ち合わせを重ね,紆余曲折を経てたどり着いた課題が「スマホ体験会」です。一人暮らしの高齢者など,安否確認の新たな体制を模索する町内会と,スマホを使えるようになりたかった高齢者,学生の得意技であるスマホ利用の3つを組み合わせた取り組みです。

当初は10月に実施した体験会で終了する予定でしたが,参加した高齢者や小本町内会長から「是非,もう一度やって欲しい!」と強い要望があり,追加での開催となりました。
当日は,サポーター(教える側:学生2名を含む)7名,体験者(教わる側)8名が参加し,LINE体験会と安否確認シミュレーションの二部構成として実施しました。

前半は,スマホのメッセンジャーアプリであるLINEの体験を実施しました。設定や使い方の練習として,アプリの登録・グループへの参加・文字入力・スタンプ送信・写真送信・既読機能の確認など,学生が作成した解説資料を見ながら体験しました。後半は,安否確認を行う民生委員や社会福祉協議会など福祉関係者が前半のやり取りを踏まえて,安否確認シミュレーションを実施しました。

地域課題の調査から,具体的な取組を紡ぎ出し実施したスマホ体験会は,追加で実施が要望されるほどの反響がありました。学生にとっては,世代が異なるコミュニティの構成者と,自分たちとでは,考え方・行動に違いがあるということを直接体感する機会となりました。また,小さな活動であっても,自らの活動が社会変革につながり得るのだ,ということを実感する機会となったと思います。この取り組みは,コミュニティの活性化,民生委員や社会福祉協議会など福祉関係者との連携に加えて,大学と地域の新たな活動への展開が期待されています。

この演習は,全学共通の 3 年次科目「コミュニティ・プランナーフィールドワーク演習」では,大和キャンパス 6チーム,太白キャンパス 1 チームに分かれて,宮城県内各地をフィールドに活動しています。

コミュニティ・プランナープログラムとは

地域の歴史・文化・資源を活かしたコミュニティづくりや,地域の人びとと共に課題解決ができる人材の育成を目指す新しい教育プログラムです。このプログラムでは,地域コミュニティの現場に触れ,自らの目で見て・聞いて・体験し,学習することで,地域の人びとと共に考えながら,地域本来の良さを活かしたこれからのコミュニティづくりの提案を行える技能の習得を目指しています。

指導教員プロフィール

食の安全政策のみならず,現代社会の幅広い課題を「食と農」,「地域」の幅広い観点から政策課題として捉え,講義や調査研究,社会への発信を行っています。また,食と農がそもそも有する持続可能性に特に着目し,SDGs(持続可能な開発目標)が目指す世界の実現への貢献も研究対象としています。

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