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22.04.20

4/4CP参加学生が制作した『名取市みちのく潮風トレイルGuide Map』完成品を名取トレイルセンターに贈呈しました/コミュニティ・プランナープログラム

宮城大学では、地域が抱える多様な課題の解決や、コミュニティづくりに貢献できる人材として「コミュニティ・プランナー(CP)」の育成に取り組んでいます。4月4日「コミュニティ・プランナープログラム」に参加した学生5名によって制作された『名取市みちのく潮風トレイルGuide Map』について、完成品をみちのく潮風トレイル名取トレイルセンター(名取市)に贈呈しました。

名取市沿岸部の地域資源を見つけ、伝える。学生たちがフィールドを歩きながら課題を発見

みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市から福島県相馬市までの4県28市町村をつなぐ、全長1,000キロを超える、「歩くための道」です。東日本大震災からの復興を契機に設定され、三陸沿岸部の自然・景観・文化等に触れることのできる豊かな道としてハイカーなどに親しまれています。学生たちはこれまで、複数回の現地調査と、みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンターのスタッフの方々及び地域の方々へのヒアリング調査から、潮風トレイルの名取市区間の見所を盛り込んだマップを制作、モニターツアーを実施するなど新たなスポットの発見や、参加者の意見収集を行ってきました。

完成したマップには、学生たちが歩きながら見つけた閖上地区の見どころやフォトスポット、また安心して歩くために欠かせないお手洗いや避難所の情報が掲載されています。手に取った方が楽しめるように、エアメールを意識したトリコロールカラーのレイアウトや、インスタグラム風の風景紹介等、デザインも工夫されています。学生たちがフィールドとして名取市閖上地区を選んだのは、東日本大震災後に新しくできた施設をめぐるような、回遊性の向上に着目したことがきっかけでした。歩くスピードで楽しめる閖上の魅力を伝えようと、マップづくりのためのフィールドワークを重ね、地域の方々との出会いの中で情報を得ていきました。

たくさんの地域の方々の支えがあって、マップを完成させることができた

参加した学生からは「名取トレイルセンターの皆さんをはじめ、たくさんの地域の方々の支えがあって、マップを完成させることができました」「デザインや掲載する情報の検討等、試行錯誤の連続だったものの、フィールドワークで得られたたくさんの出会いが『より良いマップを完成させる』というモチベーションにつながりました」といったコメントが寄せられました。

また、名取トレイルセンター板谷センター長は「若者が関心を向けてくれて嬉しい。このようなプロジェクトが、きっと地域やトレイルにまつわる取り組みへの刺激になる」とコメント、活動の成果を還元できるイベントとなりました。

みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターについて

名取トレイルセンターは、みちのく潮風トレイルを歩く上で必要な情報や、「ロングトレイル」と「歩く文化」を発信する施設です。また、トレイルを歩くハイカーや地域住民、観光で来館された方々がくつろぎ、交流できる空間を提供します。センター内では、トレイル沿線の情報を展示した巨大パネルや、日本国内や世界のロングトレイルに関する書籍を自由にご覧いただくことができ、また80名収容可能な講義室、キッチンを備えた実習室、会議室、シャワールームや洗濯機などの貸し出しも行っています。さらに、園庭にはキャンプ場、芝生広場等の整備が進んでおり、多くの方に楽しんでいただける施設です。

コミュニティ・プランナープログラムとは

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