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20.11.06
11/1ふうどばんく東北AGAINと連携し,「みんなのマルシェin BRANCH仙台」に出展/コミュニティ・プランナープログラム
宮城大学では,地域が抱える多様な課題の解決や,コミュニティづくりに貢献できる人材として「コミュニティ・プランナー(CP)」の育成に取り組んでいます。11月1日,「コミュニティ・プランナープログラム」に参加する学生たちが,「ふうどばんく東北AGAIN」と連携し「みんなのマルシェin BRANCH仙台~ふうどばんくってなあに?~」に出展しました。
アルファ米の美味しいレシピをBRANCHで出展/フードロス課題に取り組む
フードバンクとは,安全に食べられるにも関わらず包装の傷みや過剰在庫などの理由で,流通に出すことができない食品(フードロス)を企業などが寄贈し,必要としている施設や団体,生活困窮世帯に無償で提供する活動やその活動を行う団体を指します。
学生たちはこれまで,富谷市に拠点を置くふうどばんく東北AGAINへのヒアリングや活動への同行,独自のアンケート調査により,フードバンクの取組の現状と課題を調査してきました。その一連の活動から,フードロスとして企業などから寄付される機会が多い,非常時の備蓄用食料であるアルファ米に着目し,おいしく食べるためのレシピ集の開発に取り組みました。適した水量の計測や調理工程の簡素化のトライアルを重ねて,トマトリゾットやガパオライスなどのレシピをパンフレットにまとめました。今後,食料を届ける際にともに配布される予定です。
イベント当日は,会場となったBRANCH仙台内にブースを設け,レシピ集の配布と調査結果のパネル展示を行いました。また,グループの代表者が「フードバンク活動から私たちの街を考えてみよう」をテーマとするトークセッションに登壇し,調査結果や講義で学んだことを報告しました。
この演習は,全学共通の3年次科目「コミュニティ・プランナーフィールドワーク演習」を履修した学生が実施したプロジェクトです。今年度は,大和キャンパス6チーム,太白キャンパス2チームに分かれて,宮城県内各地をフィールドに活動しています。今後もオンラインによる調査や現地調査・企画実施を通して,地域と共にプロジェクトに取り組み,実践的な学びを深めていきます。
コミュニティ・プランナープログラムとは
地域の歴史・文化・資源を活かしたコミュニティづくりや、地域の人びとと共に課題解決ができる人材の育成を目指す新しい教育プログラムです。このプログラムでは、地域コミュニティの現場に触れ、自らの目で見て・聞いて・体験し、学習することで、地域の人びとと共に考えながら、地域本来の良さを活かした、これからのコミュニティづくりの提案を行える技能の習得を目指しています。
コミュニティ・プランナープログラム