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23.01.06

10/22-23蔵王産業まつりで学生たちが梨のフルーツサンドを販売/コミュニティ・プランナープログラム

宮城大学では、地域が抱える多様な課題の解決や、コミュニティづくりに貢献できる人材として「コミュニティ・プランナー」の育成に取り組んでいます。3年生を対象としたコミュニティ・プランナーフィールドワーク演習に参加する学生たちが、10月22日、23日に開催された「蔵王産業まつり」で蔵王町特産の梨を使用したフルーツサンドを販売しました。

蔵王町で生産される梨の生産量は県内1位、ただしその知名度は他の産地に比べて低い
蔵王産の梨を使ったフルーツサンドの開発により魅力を広める企画に挑戦

学生たちは街頭でのイメージ調査や、地元の梨農家へのヒアリングを行い、蔵王町で生産される梨が他の生産地と比較して知名度が低いことを課題として、知名度の向上を図る企画に取り組みました。蔵王産の梨を使った新商品開発として、梨農家へのヒアリングで得た「蔵王産の梨を生の新鮮な状態で食べてほしい」という思いと、学生たちの「若者を主なターゲットとして、知名度を向上させたい」との思いから、主に若者を中心に流行しているフルーツサンドに着目。フルーツサンドの開発にあたっては、地元の和洋菓子店の「御菓子司 玉浦屋」のレシピ提供を受け、梨農家「不忘果樹園」より提供された梨を利用しました。また、蔵王の食材にこだわったお料理を提供している「蔵王食工房アトリエデリス」の協力により試作を重ねました。

開発したフルーツサンドは、10月22日、23日に開催された「蔵王産業まつり」で販売しました。「蔵王産業まつり」は蔵王町の農家、作家、商店会の方を中心として、手作りの野菜やお菓子、雑貨を販売するイベントです。当日はフルーツサンドを販売するとともに、蔵王産の梨を紹介するポスターの展示や、フルーツサンド開発に込めた思いを来場者の方に伝え蔵王産の梨のPRを後押ししました。用意した約70個のフルーツサンドは、2日間で完売、購入した方からは「新しい味と食感で美味しい」との声も。今回の演習を通して、チームで検討した企画を地域の様々なステークホルダーと実施することで、プロジェクトの実践に至る一連のプロセスを経験する機会となりました。

この演習は、全学共通の3年次科目「コミュニティ・プランナーフィールドワーク演習」を履修した学生が実施したプロジェクトです。今年度は、大和キャンパス4チーム、太白キャンパス1チームに分かれて、宮城県内各地をフィールドに活動しています。今後も現地調査・企画実施を通して、地域と共にプロジェクトに取り組み、実践的な学びを深めていきます。※演習の実施にあたって蔵王町農業振興課の多大なるご協力に御礼申し上げます。

コミュニティ・プランナープログラムとは

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