新着情報
26.09.30
事業構想学群卒業生の株式会社TTK・天間萌さんが通信建設業界誌に掲載/通信インフラを支える「縁の下の力持ち」として社会へ
宮城大学事業構想学群事業プランニング学類の卒業生で、現在株式会社TTKにて通信設備の設計業務を手がける天間萌さんが、通信業界の業界誌「Infurana」に掲載されました。入社4年目を迎えた天間さんは、通信インフラの設計に携わる傍ら、社内の業務改善にも積極的に取り組んでいます。 現代の日常生活に不可欠な通信インフラを支える仕事のやりがいや、大学時代の経験が現在のキャリアにどのように結びついているのか、天間さんにお話を伺いました。
社会の「当たり前」を陰で支える――通信設備設計の現場とやりがい
天間さんが所属する部署では、通信設備の構築に向けた設計業務を担当しています。具体的な業務の一つが、道路拡幅工事に伴う電柱の移設対応です。これは道路管理者からの依頼を受け、単に電柱を動かすだけでなく、電柱上に設置されている通信ケーブルの接続変更や取り回し、新たな設置場所の選定などを総合的に設計する仕事です。設置場所の決定にあたっては、道路上の安全確保だけでなく、土地をお借りする近隣住民の方々への配慮など、利用者の背景や生活環境に寄り添う視点が求められます。
就職活動の際、表舞台に立つことよりも「縁の下の力持ちとして人を支え、役に立っている実感が得られる仕事」を軸としていたという天間さん。スマートフォンでの通信やオンライン会議など、現代社会において通信は不可欠なインフラとなっています。自分たちが手がけた設計が人々の生活を陰で支えているという実感が、日々仕事に臨むうえでの大きなやりがいになっています。
課題意識から生まれた業務改善――チームで形にした仕組み化
日々の業務を進める中で、天間さんが最も印象に残っている取り組みとして挙げたのが、業務プロセスの改善プロジェクトです。 従来、部署内の管理業務はExcelで運用されていましたが、業務のさらなる円滑化と情報管理の高度化を目指し、運用方法の見直しの必要がありました。そこで天間さんは、日頃の業務を通じて感じていた改善点をチームで共有しました。その後、GAS(Google Apps Script)の知見を持つメンバーからの提案を受け、約5名の中心メンバーがアイデアを出し合いながら、スプレッドシートとGASを組み合わせた自動通知システムを構築。天間さんも開発に携わり、チーム一丸となって業務改善を形にしていきました。
システム導入後は、必要な作業を適切なタイミングで進められるようになったほか、個人のタスクだけでなく部署全体で進捗状況を可視化・共有できるようになりました。その結果、業務の正確性が向上し、安定した運用の実現に貢献しています。この取り組みは社内でも関心を集め、「他の部署や別の圏域でも活用したい」と声がかかり、水平展開される成果となりました。若手であっても課題を感じた際に自由に意見を出し合える、風通しの良い社風もこの取り組みを後押ししています。

宮城大学での学びと課外活動――社会人につながる「調整力」と「現場思考」
大学時代の天間さんは、「軽音サークル」、舞台の照明・音響を担当する「ライブエンターテイメントサークル(LEC)」、そして「学生広報部」という3つの課外活動に精力的に取り組みました。
特に印象深い出来事として振り返るのが、大学3年時に担当した学園祭でのオンライン生配信企画です。当時は新型コロナ感染症の影響で対面での開催が難しい状況でしたが、ステージ発表だけでも生配信する形で開催できないか模索が進められました。天間さんは学内の準備を進める一方、映像撮影を担当する学外業者との打ち合わせや当日の調整にも携わりました。初のオンライン配信という挑戦の中で、多くの関係者と連携しながら企画を成功へ導きました。
自分の役割を持ちながら学外の関係者と交渉・調整を重ねたこの経験は、現在の仕事における社外関係者との打ち合わせや進め方の基礎となっています。また、一つのステージを作り上げるために役割を結集させるチーム連携の重要性や、トラブルを防ぐために「当日の施工現場を想定して設計・準備する」という考え方は、現在の設計業務や施工現場への配慮にそのまま生かされています。

大学時代に課外活動に精力的に取り組む天間さん

今後の目標と後輩へのメッセージ――「正直に、真面目に積み重ねる」大切さ
今後の目標について、天間さんは身近にいるベテラン先輩社員の存在を挙げます。現場調査の段階で将来発生しうる課題や後工程への影響を見据え、先回りして備えることができる先輩の姿に良い影響を受けているといいます。自分の担当業務だけでなく、実際に施工を担う作業者や後工程にも配慮できる設計者になることが現在の目標です。
さらに業界全体を見据え、現場作業や設計・施工管理に携わる人材の不足という課題に対しても意識を向けています。通信インフラの維持には現地で設備を構築する手作業が不可欠であるからこそ、その重要性や仕事の魅力を社会へ伝えていく必要性を感じています。
日頃から「自分や周りに嘘をつかず正直に生きること」「年齢に関わらず周囲の人々に敬意を払うこと」を大切にしている天間さん。在学生や後輩に向けて、次のメッセージを寄せてくださいました。
「世の中には特別な功績や目立つ成果を残す人もいて輝いて見えますが、成功の指標は一つではありません。目立たないことであっても、自分が信じることを真面目に実直に積み重ねていくことが、自分なりの正解になります。強い輝きにとらわれすぎず、自分の信じる道を少しずつ進んでいってください」

株式会社TTKについて
宮城県仙台市に本社を置き、東北6県を中心に情報通信インフラの構築・保守を担う総合エンジニアリング企業。1955年の創業以来培った高い技術力を強みに、東北における「ワクワクするみらい」の共創を掲げ、現在は「通信キャリア事業」「社会インフラ事業」「システムソリューション事業」の3つの事業ドメインを展開。光通信ネットワークやモバイル基地局などの通信基盤の構築・保守をはじめ、電線共同溝を含む土木・電気設備工事、さらには企業や自治体のDX・AI活用を支援するシステムインテグレーションまで幅広く手掛け、地域社会の安心・安全で快適な暮らしに貢献しています。
天間萌さんプロフィール

2000年青森県生まれ、2010年より宮城県在住。2023年3月に宮城大学事業構想学群事業プランニング学類を卒業し、株式会社TTKに入社。大学時代は学生広報部や軽音などのサークル活動に精力的に取り組むとともに、コロナ禍で初の試みとなる学祭ステージのオンライン配信企画を成功させる。現在は入社4年目を迎え、同社宮城支店にて通信設備の設計業務に従事。日頃の業務はもとより、GASを活用したチームでの業務改善をはじめとする各種プロジェクトに尽力している。



