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19.06.10
風間教授が主催する生理学研究所研究会(上皮膜研究グループ)が9/5~9/6開催されます
日本生理学会上皮膜研究グループが共同利用研究を行っている自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)において『上皮膜・間質の機能連関と病態発現機構解明のためのストラテジー』と題した研究会が開催されます。本研究会は、本学看護学群 風間 逸郎 教授が代表を務めています。
開催概要
- テーマ:上皮膜・間質の機能連関と病態発現機構解明のためのストラテジー
- 日時: 2019年 9月5日(木)13時 ~ 9月6日(金) 12時 (予定)
- 会場: 自然科学研究機構生理学研究所(山手地区)3号館2階西大会議室 (愛知県岡崎市)
- 代表者:宮城大学 看護学群 専門基礎領域(医学) 風間逸郎
- 世話人:生理学研究所 細胞構造研究部門 古瀨幹夫
本研究会の趣旨について
上皮膜は、生体の内部環境を外部から隔て、輸送体を介してその恒常性を維持するほかに、間質由来のシグナルを感知するセンサーとしても機能し、癌の増殖のほか、組織の発生・再生過程にも重要な役割を担います。
また、上皮膜に発現する輸送体の機能異常が、逆に間質のリンパ球や線維芽細胞に向けてシグナルを発することで組織の炎症・線維化を促し、慢性腎臓病や慢性閉塞性肺疾患、炎症性腸疾患などの病態発現に強く関与します。
本研究会では、上皮膜のシグナルセンサーまたはジェネレーターとしての機能について、間質の細胞や因子との関連も含めながら、膜蛋白分子・細胞・器官・生体システムレベルに至るまで統合的に理解することを目的としています。
さらに、これらの機能やその連関が破綻した場合には、どのような異常をきたすかについても明らかにします。これらのメカニズムを理解することで、疾患における未知の病態発現機構を解明し、特定分子を標的とした新規治療法の考案まで行う研究会です。