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19.02.28
パリ装飾美術館による「ジャポニスムの150年」展に土岐教授の漆作品を出展
パリ装飾美術館で開催された「ジャポニスムの150年」展に、事業構想学群の土岐謙次教授の作品「七宝紋胎乾漆透器(しっぽうもんたいかんしつとうき)/Shippomon Vessel」が出展されました。土岐教授は、日本の伝統的漆工芸とデジタルデザイン技術の融合による新たな工芸・アートワーク・デザインを研究しており、本出展作は、デジタル技術によって立体化した造形を1300年の歴史を持つ乾漆手法で表現した、意欲的な漆造形作品です。なお本展では、150年にわたる日仏両国の芸術上の相互影響に着目。パリの装飾美術館の10,000点を数える日本美術コレクションから厳選された作品を中心に、日本作品や日本の影響を受けて欧州で制作された作品が紹介されました。
開催概要
・期間:2018年11月15日(木曜日)~ 2019年3月3日(日曜日)※開催終了
・会場:パリ装飾美術館
・主催:国際交流基金、装飾美術館
・特別協力:東京国立近代美術館
・協賛:H&M、株式会社資生堂、株式会社TASAKI、YKK株式会社
・協力:Heart and Crafts
・総合監修:オリヴィエ・ガベ(装飾美術館長)
・キュレーター:ベアトリス・ケット(装飾美術館アジアコレクションキュレーター)
川上典李子(ジャーナリスト、21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター)
諸山正則(工芸史家、前東京国立近代美術館主任 研究員)
・アドバイザー:コシノジュンコ(デザイナー)
「ジャポニスムの150年」展とは
装飾美術館の日本美術コレクションと、日本から出品される工芸作品等、さらに、現代の作家、職人、デザイナーらの作品も展示。19世紀後半から現代までの工芸、デザイン、ファッションを横断的に紹介。
本展では、パリの装飾美術館の10,000点を数える日本美術コレクションから厳選された作品を中心に、日本から貸し出される作品、日本の影響を受けて欧州で制作された作品を加えて構成し、19世紀後半から今日までの150年にわたる日仏両国の芸術上の相互影響に焦点をあてます。
2,000平方メートルを超える大規模な本展は、発見者、自然、時間、動き、革新という5つのテーマに沿って展開され、美術工芸品からプロダクト・デザイン、グラフィックアート、ファッション、写真も含めて幅広い芸術作品がジャンルを横断して展示されます。
参考:Japonismes2018