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23.01.24

11/20・23「Downstreamから学ぶDX」リスキリングプログラム、事例&導入ワークショップを実施しました

宮城大学では、令和 3 年度「DX 等成長分野を中心とした就職•転職支援のためのリカレント教育推進事業」(文部科学省)に採択された「Downstream から学ぶDX」リスキリングプログラムを開講しています。11 月 20 日・23日「事例&導入ワークショップ」を実施しました。

DX事例を元に、成功要因や活用手法についてディスカッションを行い
DX技術に実際に触れることができる2日間の導入ワークショップ

「Downstream から学ぶDX」は、 地方(東北)において、中小企業の生産性を高めるだけに留まらず「新たな価値創出」を生み出す<仕組み>と<人材>についての学びを提供する、社会人向けのリスキリングプログラムです。そのうち「事例&導入ワークショップ」はプログラムの導入であり、座学と演習の組合せで構成された2日間・合計12時間のワークショップです。宮城大学大和キャンパス30名、山形県長井市・山形県村山市・福島県郡山市の3会場30名、合計60名が参加し、座学ではDX事例を元に成功要因や活用手法等について学び、演習では実際に自分たちで手を動かしDX技術を体験しました。

1日目(11月20日)

360度カメラを用い、VR動画とその制作過程を肌で感じる

初日のワークショップは、建設機レンタル業や花火業、また、機械部品製造や飲食業のDX事例を紹介し、演習では3人1組で360度カメラを用いて、VR動画の撮影・編集・YouTubeへのアップロードを体験しました。また、エクセルの基礎的な知識・技術の実習として、アンケートによるデータ収集・データ整理・データ分析を行いました。VR動画とその制作過程を肌で感じることで、受講者同士のディスカッションでは自社業務への展開や応用などの意見も交わされました。

2日目(11月23日)

ドローンを用いた写真撮影と、MESHを用いたプログラミング学習を実施

2日目のワークショップは、農業と園芸事業におけるドローンを使用したDX事例を紹介し、演習では3人1組でドローンのプロミング飛行を行いました。チーム毎に運行実習のコース課題に挑戦し、ドローンを利用した写真撮影までを体験。確実に事故を防ぎ安全に飛行する為には、技術面だけでなく法律面やこれまでの実例を踏まえた知識が必要となることを実感として理解できる機会となりました。

また、SONYのIoTツールMESHを使ったプログラミング学習と、PoC(Proof of Concept:概念検証)の解説と事例紹介を行いました。MESHとは、プログラミング言語を知らなくても、やりたいことをプログラミングで直感的に、手軽に組み立てることができるツールであり、実習ではセンサとLEDを組み合わせて、特定条件を満たすとLEDが光る、消灯するといった自動プログラムを作成しました。また、PoCとは「新しい取組をする際に、影響範囲を抑えながら、試行と確認を繰り返し、万全の状態になってから本格的にスタートする一連の流れ」のことで、DX活用も同じ考えのもとに行われる必要があることを紹介しました。

2日間のワークショップを終え、受講生はModule科目と呼ばれるオンデマンド講義の受講期間へと移行します。受講生は、3つの系統「コンテンツ・データ・ハードウェア制御」に分かれた計60本程の科目から、25本を自由に選択し学習を進め、自分のPoC作成に活かしていきます。引き続き、「Downstream から学ぶ DX」リスキリングプログラムの展開にご注目ください。

開催概要

日時

11 月 20 日 ( 日 ) 10:00 ~ 17:00 イントロダクション・ワークショップ

11 月 23 日( 水・祝) 10:00 ~ 17:00 ワークショップ・クロージング

会場

宮城会場 宮城大学大和キャンパス、 PLUS ULTRA-

長井会場 タスパークホテル3階 アイリス

村山会場 Link MURAYAMA

郡山会場 co-ba Koriyama

受講者数 60名(宮城会場30名、長井会場5名、村山会場13名、郡山会場12名)
受講費

無料

※令和3年度「DX 等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」(文部科学省)の委託事業費により、今年度のプログラムの受講料は無料となっています。
受講方法 事前申込制

「Downstream から学ぶDX」リスキリングプログラム

「Downstream から学ぶDX」は、 地方(東北)において、中小企業の生産性を高めるだけに留まらず「新たな価値創出」を生み出す<仕組み>と<人材>についての学びを提供する、社会人向けのリスキリングプログラムです。事業規模が小さくなるほど DX 化が進んでいない現状において、 DX に関わるリスキリングプログラムを通して、小規模企業等でも、デジタル技術やデータの活用で業務における課題や限界を突破し、そこから新たな価値の創造を構想できる人材の育成を目指します。

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