事業構想学部デザイン情報学科(現：価値創造デザイン学類)を2009年3月に卒業し、現在は一級建築士事務所NoMaDoSの取締役として活躍されている千葉光さんによる書籍「アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本。」を宮城大学に献本いただきました。建築やデザインを学ぶ学生、これから学ぼうと思っている学生、ご興味のある方に広くご覧いただきたい１冊です。

建築は最も生活に密着した芸術作品という側面を持ち、また誰しもが「体験」することのできる知識の結晶。 世界的に有名な名建築に限らず、私たちが暮らす住宅も、買い物に行く商業施設も、その施主・設計者・施工者それぞれが心血を注いで実現させた立派な建築作品のひとつです。さあ、めくるめく建築の世界へ出かけよう！(公式サイトより)

著者の一人である千葉光さん「宮城大学の他の大学と異なる点として、建築設計以外を志す以外の友人ともキャンパス内で広く交流を持てる点がありますが、建築に深く興味がない人とも建築の話で盛り上がれるのは共通で知っているアニメなどに出てくるものでした。今思うと、『このアニメに出てくるこの建築の面白いところ』を探して、在学時に自分の建築熱についてアニメなどを通して伝えていく癖がついたような気がします。思わぬ自分の特徴からクリエイティブに繋がる可能性は無限にあると思いますので、大学時代に自分の変わっているところを探して、ぜひ磨いてください。『気になる』や『好き』から更に『ハマる』きっかけは人それぞれ。気軽に楽しめる本になっているので、建築やサブカル作品にハマる機会としてぜひ手に取ってみてください。※建築設計を勉強されている方には丁度いい入門書になっているので、ぜひ勉強にも使ってください」と学生たちに向けてコメントいただいています。

終わらない自由研究で生み出すのは、キミを驚かすビックリ箱
NoMaDoSは、多様な発想と確かな設計・設備の実力、そして建築にとらわれない横断的なサービスを展開します。
NoMaDoSは、意匠設計・環境設計・構造設計の横断的な建築領域で活躍してきた一級建築士で構成される建築事務所。国内外の大規模建築プロジェクトから狭小設計などのミニマルデザインまで、多様な実績を積み重ねてきました。これまでの市場に多くみられた「受託型」の提案・設計ではなく、実験的・挑戦的なアイデアと発想力による「価値提供型」の設計・設備による建築を提案しています。加えて、設計以外の領域においても、これまでの建築の形にとらわれず、ビジネスプロデュースやプロジェクト開発までを行います。

千葉 光(ヒカル)さん
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース2009年3月卒業。東北大学大学院都市・建築学専攻修士課程修了後、株式会社久米設計を経て、一級建築士事務所NoMaDoSを共同設立、取締役に就任。
国内・海外の宿泊施設や商業施設、教育施設など多岐に渡るプロジェクトの担当経験を活かし、意匠設計に従事する。

情報・環境デザインを通して、新しい価値をどう生み出していくか。
日々変化する社会環境を観察し、デザインが担う役割を学びながら、
多様な課題を解決へと導く論理的思考力と表現力を身につける。