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24.09.10
8/31-9/1作って遊ぼう!工作・プログラミングワークショップ in CLAAPIN SAGAE /宮城大学のデザイン学生たちがWSを出展しました
アソビとマナビを合言葉に2024年にオープンした山形県寒河江市の児童遊戯施設「CLAAPIN SAGAE(クラッピンサガエ)」で、8月31日-9月1日の2日間、宮城大学のデザイン学生たちがこども向け工作・プログラミングワークショップを実施しました。本プログラムは、東北地域在住の小中学生を対象としたプログラミングコンテストである「とうほくプロコン」と共同で実施したものです。たくさんのご参加ありがとうございました。
マイクロコンピュータを組み合わせ、虹色に光るさくらんぼライトを工作
プログラミングで自分の好みの色に光らせる体験を行うワークショップ
前半のワークショップは小学生を主な対象として、LEDライト・マイクロコンピュータを組み合わせてカラフルに光るさくらんぼライトを工作するものです。プログラミングを用いて自分の好みの色に光らせることができます。ワークショップに使う機材は宮城大学のデザイン学生らが設計・作成、ライトの形状も3Dプリンタやレーザーカッターなどを活用して製作しています。
ワークショップに参加した子どもたちや保護者は、学生たちの説明を聞きながらパーツを組み立て、組み立てが難しいところはサポートを受け、自分だけのオリジナルライトを一緒に作成していました。光らせたい色のコードを自分で探し、プログラミングすることで、思い通りの色にライトを光らせることができました。
前半のワークショップにてファシリテートを担当した戸田結梨香さん(価値創造デザイン学類4年生)は「今回は、以前実施したワークショップからの改良を加えて、2回目の実施となります。自作組み立てパーツの設計を修正し、電子パーツの配線を見直して、さくらんぼをモチーフにデザインを変更。ワークショップ当日は、子どもたちが自分で『できる』ことの体験を大切に、学生メンバーでファシリテートとサポートを行いました。学生である私たちが、同じメンバーのまま、同じワークショップを他地域へ展開するという貴重な場をいただき、子どもたちと共に、私たちも学び成長する機会となりました」とコメントしています。
さくらんぼコンピュータを、はんだづけして工作!
自分で作ったコンピュータでゲームを作って遊ぶワークショップ
後半のワークショップは小学生を主な対象として、コンピュータを実際にはんだづけして工作するワークショップです。日ごろの暮らしにどのくらいコンピュータが数多くあるか、またその基本的な構造を紹介した後、はんだづけの注意点や作業方法をしっかりとアナウンスした上で、参加者たちはさくらんぼの形状をしたコンピュータを自作しました。
参加者たちは、完成したさくらんぼコンピュータに、バッテリー・ディスプレイ・キーボードを接続、手続き型プログラミング言語のひとつとして有名なBASICを起動させ、川くだりゲームをプログラミングしました。プログラミング体験では、1行ずつどういった指示であるか、ゲームとして成立させるためにはどのように数値を調整するのがよいか解説。また、プログラムに潜むバグのチェックを行い、改善する体験も行いました。
後半のワークショップを主導した、とうほくプロコン通称”親方”は「私たちは、ものづくりの楽しさを身近に体験して欲しいという想いから子供達にプログラミングなどICT活用のものづくり体験を提供しています。大学で学ぶ学生たちや、物を作る仕事につくみなさんも何かきっかけがあったのではないでしょうか? “子供の頃の好きは最強!”なんです。私が最も重要視するのは『自分で作れる』を知る体験です。アイデアを形にすることの楽しさを体験し、クリエイティブシンキング(創造的思考)の基礎を無意識に身につけてもらいたい。“作れる”を知ると『作る』を始めます。そして『創り出す』に至ります。子どもの頃に好きをみつけて、好きと共に生きて欲しいと心から思います。そのためには、地域全体で子ども達を育み、途切れる事のない学びの循環が生まれる東北を構築する必要があります。クラッピンサガエは、アソビとマナビをテーマにグローバルな未来を担う⼦どもたちの育成を目指している施設です。その理念に大変共感しております。サスティナブルな地域・人づくりには官民学が連携した取り組みが必要不可欠です。宮城大学さんと共同で今回のワークショップが実現できたことをありがたく思います。このような機会が多くの地域で継続的に行われるよう今後も地域共創で取り組んでいきたいと考えています。とうほくプロコンでは活動のための応援団を募集しています!ぜひ、ご参加ください!」とコメントしました。
宮城大学では、東北大学サイエンスデイへの出展や、とうほくプロコンとの共創的なプロジェクトなど、宮城大学の学びを広く知っていただくためのプログラムを展開しています。今後もいくつかプログラムを開催する予定ですので、引き続きご注目いただけますと幸いです。
開催概要
イベント名 | 「さくらんぼのまち寒河江推進条例」制定記念事業 君もサガエでプログラミング博士になっちゃおう!! |
日時 | 2024年8月31日(土)~9月1日(日) ①虹色に光るさくらんぼライトをつくって遊ぼう!プログラミング&工作 両日 9:30 ~ 11:30 ②さくらんぼコンピュータをつくって遊ぼう!はんだづけ工作&ゲームプログラミング 両日 13:30 ~ 15:30 |
会場 | CLAAPIN SAGAE 屋内型児童遊戯施設(990-0523⼭形県寒河江市⼋鍬川原919-6) ※無料駐車場100台(一般)/優先駐車場4台がございます。 |
対象 | 小学3年生~中学生、定員は先着お子様10名(両日、両WS) |
参加費 | 1工作あたり500円(税込) ※参加費は当日会場にてお支払いをお願いします。 |
主催 | CLAAPIN SAGAE |
プログラム企画・運営 | 一般社団法人ICTてらこや(とうほくプロコン実行委員会)・宮城大学 |
公式サイト | https://select-type.com/ev/?ev=PqjBmlADp0M |
※本事業は「さくらんぼのまち寒河江推進条例」制定記念事業として実施されたものです。
CLAAPIN SAGAEとは
山形県寒河江市の児童遊戯施設です。施設は、大型ネット遊具「せかいじゅ」がそびえ立つ屋内児童遊戯エリア、屋外遊戯エリア、キャンプエリアといった大きく3つのエリアからなる子どものための遊び場です。子どもたちにとって「アソビ」と「マナビ」は、健全な体と心と豊かな想像力を生み出す原動力。CLAAPIN SAGAEは、「クリエイティブのチカラ」「運動のチカラ」「コミュニケーションのチカラ」3つのチカラを柱とし、グローバルな未来を担う⼦どもたちの「基礎能⼒」 と「非認知能力」の育成を目指します。
CLAAPIN SAGAE
『とうほくプロコン』とは
とうほくプロコンは、2019年にものづくりの楽しさや面白さを気軽に体験してほしいという想いから仙台高等専門学校とPCN仙台の共催で「みやぎプロコン」としてスタートしたプログラミングコンテストです。2022年より ”君たちのアイディアが未来をつくる” をキャッチフレーズに掲げ、エリアを東北全域に拡大し「とうほくプロコン」へ。応募することだけを目的とせず、事前体験イベントを実施することで ”きっかけ” を提供しています。
とうほくプロコン(公式サイト)
みんなでプロコン応援団募集中!
子供達の体験格差をなくすため、地域みんなで育む応援団メンバーを募集しています。