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26.02.19

地域創生学類上森研究室の学生が「デジタルデトックスツアー」で令和7年度石巻圏域の人口減少対策アイデアソン審査員特別賞(女川町賞)を受賞

上森貞行研究室に所属する千葉琴音さん・佐藤美羽さん・篠原帆香さん・星まり絵さんは、関係人口創出に関する事業アイデアを考え、人口減が進む石巻圏域でまちをまもるために行政とどのように連携できるか、その課題に取り組んでいます。この度、令和7年度石巻圏域の人口減少対策アイデアソンにて「仙台市と石巻市の若者を対象としたデジタルデトックスツアー」を提案し、審査員特別賞(女川町賞)を受賞しましたのでお知らせします。

人口減少する中でも街の存続につなげるためには

上森貞行研究室では、人口減少時代の自治体経営として、公共施設マネジメントをはじめとする持続可能な地域社会の形成に向けた公共政策を研究しています。千葉さんたちは、人口が減少する中でも一定の経済効果が見込める「関係人口」に着目し、今回のフィールドである石巻市の観光地としても街の存続につなげ、街を守ることにつながるのではと考えました。

スマートフォンがあると見落としがち
石巻の街の魅力を発見する「デジタルデトックスツアー」の提案

今回の提案では、社会解題である「スマホ依存症」と石巻市の地域課題である、観光地として機能していくために若者世代も巻き込んでいく「世代交代の必要性」を掛け合わせ、「スマホ禁止で旅をする」を提案しました。石巻市の街のいいところをもっとよく認識してもらうべく、訪れる人自身がスマホではなく景色や現物を見て触れて、わからないことは街の人に聞くしかない状況を作り出す、「意図的な不便さ」による関係性の強制構築をねらいとしています。

スマホ使用を禁止する方法は封筒に入れて各自保管とし、旅の最初に意識を変えるきっかけとしてもらい、周囲に誰も人がいない緊急時には取り出して使ってもらうことにします。旅の記録としてインスタントスナップカメラを支給し、参加後に撮影した写真と石巻市の観光パンフレットを参加者あてに郵送して、石巻の街を思い出してもらうしかけづくりとし、初めて行く場所の魅力を発見、知っているつもりの街の良さを再発見してもらうといった、スマホありだと見落としがちな景色や魅力を感じてもらうことが狙いです。ほかにも参加者自身はデジタル疲労からの解法と都会生活からの転換、スマホありの日常生活の質のリセットする効果を見込んでいます。

行政との連携案としては、以上のツアーの中で、石巻市水産物卸売り市場やガーベラの収穫、染め物体験といった市の産業・特産品の体感、知名度向上に向けた取り組みに協力を、石巻市役所等の公共施設をツアー拠点としての活用、県内や市内の学校への広報を共同で行い、若者世代にも届くようにアピールしていくことを考えています。

審査員総評-女川町地域イノベーション推進課長 青山貴博氏

提案内容は、どの地域にも応用できる普遍性のあるものでした。今後も研究を深め、より多くの方に広めて実現してほしいと思います。女川町では「関係人口」ではなく「活動人口」という概念を掲げて取り組んでいます。興味があればぜひ調べてみて、考えを広げていただければ嬉しいです。

受賞学生-千葉琴音さんのコメント

この度は審査員特別賞をいただき、誠にありがとうございます。3日間という短い期間でしたが、観光について深く考える貴重な機会となりました。実際に現地を訪れることで、想像していた以上に地域の魅力や可能性を発見することができ、現場を見ることの大切さを実感しました。初めての試みで不安もありましたが、他大学・他学年の皆さんと同じ志を持って意見交換できたこと、そしてメンターの方々から的確な指導をいただけたことが、とても良い刺激となりました。3日間の努力が報われ、このような形で評価していただけたことを大変嬉しく思います。このような充実した機会を提供してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

指導教員プロフィール

石巻圏域の人口減少対策アイデアソンについて

石巻圏域の人口減少対策アイデアソンは、人口減少が進む石巻市・東松島市・女川町を対象に、県内大学生が実現可能で斬新な対策アイデアを提案する取り組みです。学生はチームで現地視察や意見交換を行い、地域課題の解決策を検討・発表します。優秀な提案は、次年度に実践する機会が与えられます。本事業を通じて、地域活性化と持続可能な発展を図るとともに、学生の地域理解と「いしのまき愛」の醸成を目指します。

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