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22.11.28

12/8グッドデザインレクチャvol.5,新山直広 氏×坂本大祐 氏「おもしろい地域には,おもしろいデザイナーがいる」を開催します(応募締切)/デザインスタディセンター

デザインスタディセンターは,学群を超えた知の接続/地域社会との継続的な共創/学外の先進的な知見の獲得を目指して,企業との共同プロジェクトや,デザイン教育・研究を展開しています。このたび,グッドデザイン賞を手がける日本デザイン振興会と連携し,グッドデザイン賞受賞者による講座「グッドデザインレクチャー」を開講しますのでご案内いたします(応募締切)。

イベント予約フォーム

授業「編集・広告デザイン」の履修者は予約不要です。
※定員になりましたので締め切りとさせていただきます。

グッドデザインレクチャvol.5,新山直広 氏×坂本大祐 氏
「おもしろい地域には,おもしろいデザイナーがいる」

Vol.5となる今回は,福井県鯖江市を拠点として,ものづくり・地域・観光といった領域を横断しながら創造的な産地づくりを行なうTSUGI llc. (合同会社ツギ)代表/クリエイティブディレクター新山直広氏,全国のコワーキング施設の開業をサポートし,奈良県東吉野村に拠点としてデザイナーや編集者,カメラマンなどのクリエイターを含む20名ほどのメンバーが所属する合同会社オフィスキャンプを主宰する坂本大祐氏をお招きしたトークセッションを予定しています。ともに地方をフィールドとするデザイナーであり,新山氏は「シニア向け・在宅介護向けルームウエア [keamu]」で,2022年度グッドフォーカス賞(技術・伝承デザイン)を受賞,また坂本氏は「地域で子ども達の成長を支える活動 [まほうのだがしやチロル堂]」で2022年度グッドデザイン大賞を受賞しています。


ゲストプロフィール

TSUGI llc. (合同会社ツギ)代表
新山直広(にいやまなおひろ)氏

1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所を経て2015年にTSUGI LLC.を設立。地域特化型のインタウンデザイナーとして,地場産業や地域のブランディングを行っている。また,体験型産業観光プロジェクト「RENEW」の運営をはじめ,めがね素材を転用したアクセサリーブランド「Sur」,福井の産品を扱う「SAVA!STORE」など,ものづくり・地域・観光といった領域を横断しながら創造的な産地づくりを行なっている。 産業観光イベント「RENEW」ディレクター(2015年~) 京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別研究員(2018年~)。一般社団法人SOE副理事(2022年〜)。著書に,坂本大祐との共著「おもしろい地域には,おもしろいデザイナーがいる」(学芸出版)がある。

シニア向け・在宅介護向けルームウエア [keamu]
2022年度グッドフォーカス(技術・伝承デザイン)

keamu/ケアムはご高齢の方・介護が必要な方向けに,着る人・着せる人両方の視点から考えた,自宅からそのまま外出できるルームウエア。『本当に大人が着たいと思える』機能性とデザインを兼ね備え,介護する人,介護される人の負担を軽減するとともに,全てのシニア世代が毎日を気持ち良く過ごせる安心な社会の実現を目指す。

間伐材を利用した多目的什器 [FRAME]

C to C市場の成長と共に「〇〇マルシェ」と銘打ったイベントが多く開催され,その会場にはアルミ製のタープが並んでいるが,出店者が皆望んで使用しているわけではない。 他に選択肢が無く,仕方なく使っているのではないか。 他の出展者と差別化でき,一面に並べても様になる,マーケット空間を魅力的に演出できる什器を作りました。

産業観光イベント [RENEW]

「RENEW」は,福井県丹南エリアで開催される,持続可能な地域づくりを目指す工房開放イベント。越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼およびメガネ・繊維の7つの地場産業に携わる企業・工房を一斉開放し,工房見学やワークショップを通じて,一般の人々が作り手の想いや背景を知り,技術を体験しながら商品の購入を楽しめる。


合同会社オフィスキャンプ 代表
坂本大祐(さかもとだいすけ)氏

1975年 大阪府大阪狭山市出身。奈良県東吉野村に2006年移住。2015年 国,県,村との事業,シェアとコワーキングの施設「オフィスキャンプ東吉野」を企画・デザインを行い,運営も受託。開業後,同施設で出会った仲間と山村のデザインファーム「合同会社オフィスキャンプ」を設立。2018年,ローカルエリアのコワーキング運営者と共に「一般社団法人ローカルコワークアソシエーション」を設立,全国のコワーキング施設の開業をサポートしている。東吉野村への移住検討者の支援まで行っている。著書に,新山直広との共著「おもしろい地域には,おもしろいデザイナーがいる」(学芸出版)がある。2022年「地域で子ども達の成長を支える活動 [まほうのだがしやチロル堂]」がグッドデザイン大賞を受賞。

地域で子ども達の成長を支える活動 [まほうのだがしやチロル堂]
2022年度グッドデザイン大賞

貧困や孤独といった環境にある子ども達を,地域みんなで支える魔法の駄菓子屋です。入口におかれたガチャガチャには,通貨の価値を変える魔法が仕掛けられています。「支援対象を限定しない」と発想を転換することで,支援が必要な子ども達にアプローチする機会と,大人が日常生活の延長で寄附をする機会の増加を同時に実現しました。

積み木 [tumi-isi] 2021年度グッドデザイン・ベスト100

子どもから大人まで楽しめる多面体の積み木。ランダムにカットされた木製ブロックをバランス良く積み上げることで,創造的感覚を養うことを目的としています。小さいブロックから積み上げたり橋のように積み上げたり,創造次第でさまざまな積み方ができます。


開催概要

タイトル

グッドデザインレクチャーvol.5「おもしろい地域には,おもしろいデザイナーがいる」

講師 TSUGI llc. (合同会社ツギ)代表/クリエイティブディレクター 新山直広 氏
合同会社オフィスキャンプ 代表 坂本大祐 氏
開催日時 2022年12月8日(木)14:30~17:40 
場所

宮城大学大和キャンパス交流棟PLUS ULTRA-
(〒981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1)

交通アクセス
※キャンパス内の大規模会場に変更する場合があります。

参加費 無料
申し込み

授業「編集・広告デザイン」の履修者以外は予約が必要です。
イベント予約フォームに必要事項を入力してください。
※定員になり次第締め切りとさせていただきます。

問合せ先

宮城大学デザインスタディセンター,グッドデザインレクチャー担当,貝沼
メール:kainumai(a)myu.ac.jp
※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。

主催 宮城大学デザインスタディセンター
協力 公益財団法人日本デザイン振興会

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は,1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として,国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまで受賞件数50,000件以上にのぼり,受賞のシンボルである「Gマーク」は,よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。製品,建築,ソフトウェア,システム,サービスなど,私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず,人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ,その質を評価・顕彰しています。

グッドデザインレクチャーとは

グッドデザインレクチャーは,グッドデザイン賞の受賞者が,受講者と直接対話をしながら未来の社会を考える実践的なデザインレクチャーです。宮城大学デザインスタディセンターが主催となり,グッドデザイン賞を手がける公益財団法人日本デザイン振興会の協力のもと,価値創造デザイン学類にとどまらず,全学的な「デザイン思考」の一端として行っております。

グッドデザインレクチャーVol.1 レポート
グッドデザインレクチャーvol.2 レポート
グッドデザインレクチャーvol.3 レポート

宮城大学デザインスタディセンター

デザインを通して,新しい価値をどう生み出していくか。日々変化する社会環境を観察し,多様な課題を解決へと導く論理的思考力と表現力,“デザイン思考” は,宮城大学で学ぶ全ての学生に必要とされる考え方です。ビジネスにおける事業のデザイン,社会のデザイン,生活に関わるデザインなど 3学群を挙げてこれらを担う人材を育成するため,その象徴として 2020 年にデザイン研究棟が完成,学群を超えた知の接続/地域社会との継続的な共創/学外の先進的な知見の獲得を目指して,企業との共同プロジェクトや,デザイン教育・研究を展開する「デザインスタディセンター」として,宮城大学は東北の新たなデザインの拠点をつくります。


MYU NEWS #03

宮城大学デザインスタディセンターでは,2021年の開設以来,学群の枠を超えた知の接続/地域社会との継続的な共創/学外の先進的な知見の獲得を目指し,東北の新たなデザインの拠点として,さまざまな実験的なプロジェクトが展開されています。


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