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新着情報

24.09.10

9月は世界的な小児がんの啓発月間、名古屋祐子准教授らが大和キャンパスにゴールドリボンを飾りました/宮城こどもホスピスプロジェクト

看護学群の名古屋祐子准教授は、小児がんのこどもと家族のケア、小児緩和ケア全般を専門分野として、生命が脅かされる状態にある子どもと家族のケアに関する研究を行っています。また、東北にはまだ設置されていない「こどもホスピス」が宮城に創られる日が来るように、宮城こどもホスピスプロジェクトを立ち上げ少しずつ活動を広げています。今回、「ゴールドセプテンバーキャンペーン」の一環として、名古屋准教授と看護学群の学生6名と職員・教員らが、大和キャンパスにバルーンでゴールドリボンを作成しました。

世界小児がん啓発キャンペーン「ゴールド・セプテンバー・キャンペーン」

小児がんへの理解・支援を呼びかけるカラーはゴールド、子どもたちは「金」のように貴重な宝物で、小児がんと向き合っている子どもたちと、彼らに必要な医療・ケアと研究に「輝かしい光を」との意味も込められています。「国際小児がん学会」が全世界で推進している​「ゴールド・セプテンバー・キャンペーン」は、各地の名所やシンボルをゴールドにライトアップしたり、金色のものを身に着けたりすることで子どもたちを応援する目的のものです。毎年9月に、各国政府や国際機関などを含む小児がんの支援者たちが小児がんの子どもたちへの支援を表明しています。​

宮城県内では、このほかにも、当プロジェクトの仮施設「川平のおうち、伊達政宗の騎馬像、仙台放送テレビ塔、宮城テレビテレビ塔、TBCハウジングステーション、東北大学病院、宮城県立こども病院がライトアップに参加しています。お近くをお通りの際にはぜひご覧ください。

「小児がん」は、医学的にも社会的にも全世界に共通の重要な問題

小児がんはありふれた病気ではありませんが、子どもの死因の上位であり、15歳の誕生日までに430人に1人、19歳の誕生日までに320人に1人が罹患します。まだ救えない命を救うための治療の開発や、治療を終えた子どもがその先の長い未来を安心して健康に過ごせるようなサポート体制の確立など、課題は山積しています。その一方、大人のがんほどは啓発が進んでおらず、支援も不足しています。​

また、COVID-19の影響で病院は面会禁止や付添いの制限等をせざるを得ず、小児がんの子どもたちやそのご家族は大変淋しく、また不自由な思いをしております。「ゴールドリボン」は、小児がんに対する認識を高めるための世界共通のシンボルです。ゴールドは貴重な金属であり、子供たちは私たちの最も貴重な宝物です。「ゴールド」には、小児がんに苦しむ子どもたちと、彼らに必要な医療・ケアと研究に、輝かしい「光を当てる」という意味がこめられています。(​世界小児がん支援キャンペーン公式サイトより引用)

名古屋准教授が参画している「宮城こどもホスピスプロジェクト」

【こどもホスピス】と聞いてどんな場所をイメージされますか?こどものホスピス=最期の時間を過ごす場所ではありません。小児がんや心疾患、重症心身障がいなどの病気があるこどもとその家族(もちろんきょうだいも含まれます)がたくさん遊び、学び、お友達や家族と宝物のような時間を過ごす場所です。NPO法人 宮城こどもホスピスプロジェクトは、宮城にこどもホスピスを作ることを目的に活動しています。 私たちは宮城県に”こどもホスピス”を設立するために活動しています。仮施設の[川平のおうち]を運営しながら、仙台市内へ本施設を建てるために活動しています。そのために普及啓発、寄付の呼びかけを行っています。(公式サイトより引用)

名古屋准教授は「今回、宮城こどもホスピスプロジェクトのサポーターでもある、助手の園部先生や有志の学生の力を借りて、バルーンでゴールドリボンを作成しました。“小児がん”というがんがあること、治療を頑張っている、頑張った子どもや家族がいることを少しでも多くの方に知ってほしいと思います。また、私は宮城こどもホスピスプロジェクトという、小児がんなどの重い病気や障がいがある子どもと家族が気軽に遊びに来られる場所をつくるための活動を行っています。現在の課題は、認知の向上と資金の確保です。ぜひ、こどもホスピスやプロジェクトについても知っていただけたら嬉しいです」とコメントしています。

宮城こどもホスピスプロジェクトでは、活動資金、設立資金のご寄付、広報/募金活動に必要な物品のご寄付、活動を部分的にお手伝いくださるサポーターを募集しています。

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