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19.06.26
6/23ポートランド州立大学との共同プログラム「INTERNATIONAL FIELD TRIP」を仙台市内で実施しました
「INTERNATIONAL FIELD TRIP」とは
ポートランド州立大学では、主に東北をフィールドとした「INTERNATIONAL FIELD TRIP」を平成29年度から実施しています。
このプログラムは、ポートランド州立大学が立地するアメリカ北西部において発生が予測されている地震への対応を視野に、東日本大震災の経験から事前復興(防災)、災害対応マネジメント、コミュニティレジリエンス等に関する学修・調査を目的としています。今年度のプログラムは現地の行政・公的機関、NPO、住民組織、事業者等へのヒアリングや現地調査で構成しており、東北の被災地を中心に約1週間、日本に滞在します。
宮城大学では昨年度から仙台市でのプログラムを共同で実施し、本学の学生も参加しています。
6月23日に行われたプログラムでは、青葉城址で仙台市の歴史や被災の概要に関する、事業構想学群・佐々木准教授のレクチャーを実施した後、沿岸部に移動し、海岸公園冒険広場(若林区井戸)、南蒲生集会所・南蒲生浄化センター(ともに宮城野区南蒲生)、震災遺構 仙台市立荒浜小学校(若林区荒浜)を巡りました。各訪問先では、緊急時や復興過程に伴う諸課題に対して既存の仕組みに囚われずにいかに対応するか等についての多くの質問があり、活発な意見交換がなされました。南蒲生集会所では、仙台市役所環境都市・震災復興室、宮城野区役所まちづくり推進課、南蒲生町内会の官民それぞれの視点から、災害復興・防災に関する取組についての説明がなされました。
「INTERNATIONAL FIELD TRIP」はこの後、気仙沼市・石巻市等を視察します。
ポートランド州立大学について
ポートランド州立大学は、1964年に設立された、オレゴン州最大の都市ポートランドの中心部に位置する州立大学です。オレゴン州では、唯一主要都市部に位置する大学で、オレゴン大学システム最大の大学として急成長している大学です。数少ない4学期制を取る大学で、約28,000人の学生が在籍しています。