新着情報
20.02.18
風見研究室・佐々木研究室による「富谷しんまち活性化プロジェクト」宮城大学×富谷市
宮城県富谷市「しんまち地区」は、江戸時代の奥州街道宿場町としての名残を残していることで知られています。文化的・歴史的な側面を最大限に活用し、富谷市の新たな観光ブランドの構築を目指す「富谷しんまち活性化プロジェクト」が行われています。事業構想学群の風見正三教授・佐々木秀之准教授がアドバイザーとして参加しており、多数の学生が参加して、地域住民・富谷市職員とともに、まちづくりや観光を検討するためのワークショップを継続して実施しています。
富谷しんまちリノベーションワークショップ
2019年10月6日「アイデアツリー作成ワークショップ」を開催し、宮城大学学生が企画運営を担当しました。観光交流拠点として整備予定である旧醤油屋跡地について、施設に求める機能や活用できる資源に関するアンケートを実施し、100名以上の地域内外の方々から回答をいただきました。12月26日には、富谷しんまち活性化協議会において、富谷市長をはじめ協議会委員である地域の方々に向けて、アンケートの分析結果について学生から報告を行っています。
地域創生学類では、今後も地域と共に取り組むプロジェクトを通して、実践的な学びを深めています。
研究者プロフィール
・風見 正三 (事業構想学群 教授)
東北から日本の未来を発信するための持続可能な地域づくりの研究や実践を進めています。地域の真の豊かさを追求していくコミュニティビジネスの視点から持続可能な地域産業やライフスタイルの在り方を考察し、コモンズ社会の創造に取り組んでいます。21世紀は、地域の人々が主体となり、個人も地域も共に豊かになるシナリオを実現する時代です。こうした目標に向けて、コモンズの視点やコミュニティビジネスの手法から様々な地域で持続可能な地域創造プロジェクトを提案・実践し、地域主体のまちづくりによるサステイナブルコミュニティの実現を目指していきます。
・佐々木 秀之 (事業構想学群 准教授)
地域の資源・歴史を活かしたまちづくり・地域ビジネス・地域コミュニティの創造に、理論と実践の両面から取り組んでいます。東日本大震災後は「ソーシャルビジネスによる社会起業家の育成」「まちづくり協議会における復興地区まちづくり計画の策定支援」「ウェブサイトを活用したデジタルアーカイブシステムの開発」「復興地元学事業」等を実施しています。