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21.12.23

12/20 「独立行政法人国際協力機構東北センターと宮城大学との間の連携覚書」を締結しました

事業構想学群JICA 東北 ( 独立行政法人 国際協力機構 東北センター ) は、国内外の地域社会で必要とされる問題発見・問題解決力を身につけた“グローカル人材”を育成するため「宮城大学・JICA連携グローカル・プログラム」を令和4年4月から開始します。プログラムの開始に先立ち、本学と JICA 東北の包括的な連携を図るため、「JICA東北と宮城大学との間の連携覚書」を本学において締結しました。

本覚書は、我が国及び世界の開発途上地域の人々に資するため、双方が協力して、国際協力事業の質の向上及び国際貢献、学術研究及び教育の発展に寄与することを目的としています。

※前回記事:12/20 連携覚書締結・記者発表「宮城大学・JICA 連携グローカル・プログラム」

宮城大学・JICA 連携グローカル・プログラム

令和4年4月から開始する本プログラムは事業構想学群の学生を対象とした教育プログラムです。座学に加え、実際に開発途上国の現場を訪問する科目など、1年次後期~3年次前期の2年間で6つの科目により構成されています。国内外の地域社会で必要とされる問題発見・問題解決力を身につけるため、地域(ローカル)と開発途上国(グローバル)を繋げて学習・交流・協働することにより、国際社会で通用する能力やグローバルな視点・素養を持ち、地域社会、地域経済の活性化や持続的発展に貢献する “グローカル人材” を育成することが目的です。

本協定の締結を受けて、プログラムを推進する郷古雅春教授は「地域創生の対象は、国内に留まらず海外にも広がっています。カーボンニュートラルやSDGsなどのグローバルイシューに取り組むに当たっては、全世界に視野を広げつつ、身近な地域から行動することが大切です。東日本大震災の際には、発災後間もない被災地で青年海外協力隊経験者が様々な支援活動を行っていました。彼ら、彼女らの行動力、問題解決力、コミュニケーション力は、開発途上国という、日常の日本とは全く違う状況の中で活動してきた経験あってのことだと思います。開発途上国での地域づくり、人づくりを日本の地域づくり、人づくりに還元する。そしてそれが循環していく。学生にとって将来のチャレンジに繋がるようなユニークなプログラムにしていきたいですね。」と期待を寄せます。

JICA 東北について

JICA 東北センターは、人々が明るい未来を信じ多様な可能性を追求できる、自由で平和かつ豊かな世界を希求し、パートナーと手を携えて「信頼で世界をつなぐ」という JICA のビジョンを、ここ東北から推進するために、開発途上国と東北地方の地域社会をつなぐ「結節点」として、双方の発展に貢献する国際協力事業を推進しています。

事業構想学群について

宮城大学は、グローバルな視点で地域社会の発展に貢献できる人材の育成を理念の一つとして掲げ、実学を尊重し、実践的な教育に取り組んでいます。事業構想学群では、現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的にとらえ、その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに、豊かな人間性を基盤として地域資源の活用や新たな価値創造を志向し、産業、行政及び社会の各分野で先導的役割を担うことができる挑戦意欲旺盛な人材の育成を目指しています。

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