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新着情報

24.05.17

松野聡美さん、栗原桜子さん、山内涼真さんらが「読み聞かせナビ」でアーバンデータチャレンジ2023学生奨励賞を受賞/価値創造デザイン学類

事業構想学群の太田研究室(指導教員:太田賢教授)では「一人ひとりに寄り添う習慣化デザイン」をビジョンとして、デジタル技術を活用して24時間365日、人に寄り添い、ありたい姿に向けた目標行動の継続を助ける行動変容支援システムを研究しています。このたび、太田研究室の松野聡美さんと、栗原桜子さん・山内涼真さんら学生グループが「アーバンデータチャレンジ2023 with 土木学会インフラデータチャレンジ2023」において「読み聞かせナビ」アプリケーションで学生奨励賞を受賞しましたのでご案内いたします。

絵本の検索をサポートするアプリを考案
生成AIを活用して読み聞かせの際のアドバイスを提示

絵本の読み聞かせをする際に、どのジャンルのものが良いか、どのくらいの時間がかかるか迷うことはないでしょうか。「読み聞かせ」は子どもの教育効果や読書の習慣化の促進に加え、保護者やシニアなど地域と子どもをつなげる効果も期待できます。松野さんらは自分たちの体験や、児童福祉施設へのヒアリングを元に「読み聞かせ」をサポートするアプリを考えました。本アプリは、大人数に読み聞かせをするのに適した絵本250冊を季節や対象年齢、ジャンルや、読むのに要する時間で適切な絵本を検索できるもので、オープンデータとして国立国会図書館と宮城県立図書館のデータを活用しています。

コンテストでは「絵本を検索できるだけでなく、読み聞かせの際のアドバイスについて生成AIなどを使って提示していく非常に面白いアプリケーション。共働き世代が増えてきている中でいい絵本を探し、それを上手く聞かせるというのは親としても中々骨の折れるところ。それをサポートしてもらえるのをありがたいと感じる人は多いのではないか」と評価を受けました。

学生チームの代表を務める松野さんは「母が昔から読み聞かせボランティアをしており、その絵本選びの様子をよく見てきました。読み聞かせの絵本選びは時間と季節に合った内容を考慮する必要があり、その難しさを感じています。そこで、この読み聞かせ絵本ナビというアプリを開発しました。このアプリでは、AIによる読み聞かせのコツが提供されており、読み聞かせを始めたい人にもおすすめです。読み聞かせは子供たちの発育だけでなく、コミュニケーションの場としても重要であり、例えば高齢者が読み手として参加することで認知症予防や地域交流の促進にも役立ちます。このアプリがその一助となれば嬉しいです」とコメントしています。学生たちの今後の活躍のご期待ください。

松野聡美さん

業績概要

  • 特別賞: 学生奨励賞
  • エントリー番号:135
  • 代表者: 松野聡美、メンバー:栗原 桜子、山内 涼真
  • 作品名:読み聞かせナビ

アーバンデータチャレンジ2023について

地域課題の解決を目的に、主に地方自治体を中心とする公共データを活用したデータ活用型コミュニティづくりと一般参加を伴う作品コンテストの2つのパートで構成されています。前者は2014-2018年の5年間に「地域拠点」と称して、各都道府県単位から1つずつ活動の核となる場を作りながら、地理空間情報の流通や利活用を日本各地で促進する活動を行ってきました。後者についても毎年、広く募集を行い、地域課題解決に資する優良な作品を表彰する取り組みを行っています。

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