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新着情報

20.11.05

10/31田尻・女川・亘理で地域フィールドワーク・エクストラを実施 /地域が抱える課題の発見とその解決に取り組む「地域フィールドワーク」

今年度の「地域フィールドワーク」は,5月~7月に遠隔会議システムを用いた全7回の集中講義を実施しました。

※2019年度撮影

地域フィールドワークとは

自らの生きる地域社会について,座学を中心に学びつつ,グループ単位のフィールドワーク等を通じて,地域課題の発見とその解決に取り組むための授業科目です。地域に関する知識やフィールドワーク手法の習得だけでなく,地域社会の将来に対する学生の使命感を涵養し,将来の主体的な学びに向けた動機づけとすることも目標としています。

10/31大崎市田尻地域,女川町,亘理町の3つの市町を現地フィールドワーク

今年度は遠隔開催が中心でしたが,「現地フィールドワークに行きたい」という学生の意欲的な声と現地の全面的な協力により,10月31日(土)に“エクストラフィールドワーク”として,希望者のみの現地フィールドワークを行いました。看護学群・事業構想学群・食産業学群の1年生44名が3チームに分かれて参加しました。


地域ビジネスを展開する現場を知る/大崎市田尻

大崎市田尻支所で公開されたばかりの国指定重要文化財「木像千手観音坐像」,加護坊山自然公園,田尻駅前商店会やジャージー牧場を訪問。地域の事業者から直接話を聞くことで,自然や歴史など田尻地域の資源の豊かさを体感するとともに,それらを活かした地域でのビジネスの展開について知る機会となりました。


災害復興とその先のまちづくりを学ぶ/女川町

女川町では,復興指針である「持続可能な町・コンパクトシティ」の実現に向け人口減少を見据えたエリアマネジメントに取り組んでいます。商業施設が立ち並ぶシーパルピア女川・地元市場ハマテラスを中心とした駅前の散策や,震災遺構である旧女川交番の見学を通し,東日本大震災からの復興プロセスや,まちの再生に込められた思いに触れ,災害復興とその先のまちづくりの展望について学ぶ機会となりました。


食の豊かさと人々の温かさに触れる/亘理町

震災語り部の会「ワッタリ」から震災時の状況を聞き,同じ場所でその復興状況を知ること,また今年7月に運用開始したばかりのレンタサイクル「ワチャリ」に乗り,秋の亘理の風を感じながら,車では見ることのできない隠れスポットを回遊。座学では知り得なかった新たな地域資源と亘理の人々の温かさに触れ,その魅力を現地で再発見しました。亘理チームは秋の味覚「はらこめし」を堪能し,食の豊かさに思わず笑みがこぼれる場面も。


本年度の「地域フィールドワーク」の開講にあたり,大崎市,女川町,亘理町の各自治体職員の皆様,並びに関係者の皆様をはじめ,多くの方々に御協力,御尽力を頂きました。この場をお借りして,心より厚く御礼申し上げます。

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