看護DXリカレント教育:みやぎテレナース育成プログラム(2023年度分)

2023年度の「みやぎテレナース育成プログラム」の全行程を終了しました。本ページはバックアップページになります。

「みやぎテレナース育成プログラム」は、診療所や中小規模病院、訪問看護ステーション等で働く看護師を対象に、地域特性や社会資源を活かして地域住民の健康課題を解決でき、過疎地域や島しょ地域にも対応できる遠隔看護スキルを備えた看護師を育成するプログラムであり、宮城県の地域医療・看護の質の向上のためのDX推進に寄与する​ことを目的としています。好評をいただいた2022年度に続き2期目を2023年6月24日~10月21日に開催しました。
※2023年度の「みやぎテレナース育成プログラム」の全行程を終了しました。

今期は16名が修了、遠隔看護の基礎を学ぶプログラムを提供

受講生の内訳としては、応募21名うち17名が受講、16名が修了し、受講生の7割は病院に所属しています。プログラムは、遠隔看護の基礎を学ぶベーシックコース(必修8科目20.5時間、選択3科目4.5時間)と、ベーシックコース修了者を対象としたアドバンスコース(1講座あたりe-learning3時間、対面6時間)で構成し、アドバンスコースは、“認知症合併心不全”、“医療的ケア児”、“認知症家族のメンタルケア”、“中枢神経疾患(神経難病)”から希望の講座を選択いただきました。

地域課題解決型看護の実践教育として高い学習効果
ベーシックコース:座学と実践の両方を取り入れたプログラム構成
アドバンスコース:実践の場により近いシミュレーション演習

ベーシックコース(地域課題解決型看護の基礎編および遠隔看護の入門&実践編)の各評価の達成度では、自信(学んだことを活用できそうだという自信がある)と到達度(学習目標に到達することができた)の評価項目が他と比べて低く、要因として、受講者の多くが病院勤務であり、地域課題解決型看護の実践現場に勤務していないことが考えられました。アドバンスコースはいずれの評価項目もベーシックコースよりも高い到達度となりました。要因として、受講生が希望する講座を選択しているため、受講生の学習意欲が高かったことや、模擬患者を使用し、実践の場により近いシミュレーション演習を行ったことによる学習効果の高さがあると考えられました。

遠隔看護スキルの自己評価を見ると、本プログラムの受講前後で、受講生の遠隔看護スキルの自己評価が上がっていることが明らかになりました。ベーシックコースで座学と実践の両方を取り入れたプログラム構成、アドバンスコースでの臨床により近いシミュレーション演習が、効果的な遠隔看護スキルの習得につながったと考えられます。

受講生の最終レポートの一部をご紹介

  • 看護や疾患、多職種連携・協働などのテレナースに必要な学び直しができ、自身の看護実践も振り返ることができた。
  • e-learningでの学習も知識の習得はできたが、演習によりさらなる実践の知識・スキルが身についた。
  • 今回得た知識やスキルと共に、今後も学びを継続しスキルを向上させ、自身が関係する機関・職場、そして地域のDX事業の向上・促進等に活かしていきたい。

宮城大学看護学群では令和6年度も、みやぎテレナース育成プログラムを開講予定です。4月以降に宮城大学ホームページに案内を掲載いたしますので、詳細をご確認ください。

お問い合わせ先

宮城大学看護学群みやぎテレナース育成プログラム運営委員会
〒981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1
TEL:022-377-8240
FAX:022-377-8290
e-mail:recept_3(a)myu.ac.jp
※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。


10/21 みやぎテレナース育成プログラム閉講式

10月21日、宮城大学大和キャンパスにおいて、令和5年度「みやぎテレナース育成プログラム」の閉講式が行われ、16名の受講生の皆さまに修了証が授与されました。

今後ますます必要性が高まるテレナース

過疎化、超高齢化、看護人材の偏在や、地域の新たな健康課題を解決するための看護を創造できる看護DX人材育成が求められています。テレナースは、ICT(情報通信技術;Information and communication technology)と遠隔コミュニケーション(Telecommunication)を用いて支援を行う看護師です。本学では、地域課題解決型看護と遠隔看護に必要な知識やスキルを学ぶことができる本プログラムを開講しています。本プログラムは、県内外における外来、入退院調整部門、クリニック、訪問看護等で働く皆さんが働きながら受講できるように工夫しています。
次年度も春頃に募集を開始する予定です。


令和5年度「みやぎテレナース育成プログラム」

※2023年度の募集は終了しました、たくさんの応募ありがとうございました。

「みやぎテレナース育成プログラム」は、診療所や中小規模病院、訪問看護ステーション等で働く看護師を対象に、地域特性や社会資源を活かして地域住民の健康課題を解決でき、過疎地域や島嶼地域にも対応できる遠隔看護スキルを備えた看護師を育成するプログラムを提供します。そして、宮城県の地域医療・看護の質の向上のためのDX推進に寄与する​ことを目的としています。好評をいただいた昨年度に続き2期目の開催となります。

開催概要

事業名 令和5年度「みやぎテレナース育成プログラム」

期間

令和5年6月~10月

内容 詳細は上記動画をご覧ください。

対象と定員

地域・在宅看護や遠隔看護に携わるまたは関心のある看護職20名

※経験年数や居住地は問いません。ただし、演習等で宮城大学まで来ることが可能な方に限ります。
※20名を超えて応募があった場合は、調整することがあります。

受講料 今年度は無料開講 ※研究事業として開催します。
また、希望者のみ受講に必要な端末を貸出いたします。
申込み先 【みやぎテレナース育成プログラム】受講申込フォーム
※今年度の募集は終了しました。

申込み締切

令和5年6月9日(金)13時

問い合わせ

宮城大学看護学群みやぎテレナース育成プログラム運営委員会

TEL:022-377-8240、FAX:022-377-8290
Email:recept_3(a)myu.ac.jp

※メールの際は(a)を@に変えてご利用ください。

プログラム内容・スケジュール

開講式・ガイダンス

日時 2023年6月24日(土)14:00~16:00
場所 宮城大学 大和キャンパス(宮城県黒川郡大和町学苑1-1)
※開講式・ガイダンスの詳細は決定次第ウェブサイトでお知らせします。

ベーシックコース

  • 地域課題解決型看護や遠隔看護の実践に必要な11科目から構成された充実のプログラム
  • 遠隔で行うコミュニケーション、カウンセリング、モニタリングのスキルを学べる豊富な実践演習
  • 情報・リスク管理等、実践に欠かせない内容が網羅された科目構成
概要 授業時間数 科目名 学習方法・内容・開講日

地域課題

解決型看護

基礎編
選択:3科目4.5時間

地域特性に根差す看護

遠隔看護の基本

ICTリテラシーと情報

・リスク管理

など
e-learning
必修:3科目4.5時間
遠隔看護 入門編 必修:2科目3時間
遠隔看護 実践編 必修:3科目13時間

遠隔

コミュニケーション

/カウンセリング

予定

7/29(土)

9:30-12:30

20分程のe-learning

    +

Zoomを用いた

演習中心の講義180分

遠隔

メンタリング

予定

7/29(土)

13:30-16:30

遠隔

モニタリング

予定

8/6(日)

9:30-16:30

20分程のe-learning

宮城大学で

対面演習360分

アドバンスコース

  • 医学的知識、基本的な看護を再学習した上で行う事例検討・事例展開
  • さまざまな職場、年代の仲間で学びを共有し合えるグループ型演習
  • 臨床での実践を高めたい領域を選んで受講できる選択式講座

※受講申込後、下記4講座から第2希望まで選択いただきます。

講座名 講義 シミュレーション演習
認知症合併心不全

<学習方法>

e-learning

<内容>

医学的知識

90分

基本的看護論など

90分

<開講時期>

8/26~10/1の土・日・祝

いずれか1日9:30-16:30

<場所>

宮城大学 大和キャンパス

<内容>

事例検討・事例展開

※具体的な日時は現在調整中です。

プログラム受講を申込いただいた後に日程や開講要件をお知らせいたします。

中枢神経疾患

(神経難病)
医療的ケア児

認知症家族の

メンタルケア

閉講式

日時 2023年10月21日(土)13:30~15:00
場所 宮城大学 大和キャンパス(宮城県黒川郡大和町学苑1-1)
※閉講式の詳細は決定次第ウェブサイトでお知らせします

TOP