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25.12.19
11/20-12/4 JICA青年研修事業「医療保健(母子保健)」を実施しました/看護学群
看護学群では、看護・保健分野での国際貢献と国際交流を推進しています。2025年11月20日~12月4日までの間、JICA東北主催による青年研修「医療保健(母子保健)」の受け入れを実施しました。

この事業は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催しています。開発途上国を対象に実施する技術協力の一環として、これら諸国の国づくりを担う青年層を対象に、日本における専門分野の経験・技術を理解する基礎的な研修を実施するものです。モルディブとパキスタンからの母子保健分野の研修員11名が、2025年11月19日~12月4日の間に仙台に滞在し、本学での講義やフィールドワーク等を通して、自国における母子保健上の課題解決への取り組みに資する知識、意識を向上させることを目的とした研修を行いました。

研修初日の11月20日は、研修生それぞれの自国の現状や母子保健上の課題についての報告会がJICA東北で開催され、研修を始めるにあたっての課題の把握と明確化(塩野悦子名誉教授、小松容子教授)を行いました。さらに、本学看護学群2年次開講科目「看護英語」履修学生とJICA研修生との意見交換を通して、母子保健に関連した社会背景等をお互いに学ぶ機会を持ちました。










11月21日、11月25日の2日間は、大和キャンパスで研修を開催し、日本の看護制度についての講義(菅原よしえ教授)やナーシングラボ見学(小松容子教授、山本文枝助教)を通して、看護技術習得のための教育プログラムや演習物品・演習環境に関する知識提供を行いました。また、日本の母子保健についての講義(谷津裕子教授)や日本における小児看護の実際と課題についての講義(名古屋裕子准教授)を通して、妊産婦・産後のケア、新生児から小児期までの支援と母子保健に関する知識を提供しました。














研修最終日の12月4日は、この研修で学んだことを活かしたアクションプランの発表に対する講評(小松容子教授)を行い、課題解決能力を高めるための知識提供を行いました。




JICA 東北について
JICA 東北センターは、人々が明るい未来を信じ多様な可能性を追求できる、自由で平和かつ豊かな世界を希求し、パートナーと手を携えて「信頼で世界をつなぐ」という JICA のビジョンを、ここ東北から推進するために、開発途上国と東北地方の地域社会をつなぐ「結節点」として、双方の発展に貢献する国際協力事業を推進しています。
看護学群について
看護学群では学生の主体的な学びを通して、病院、地域、学校等で看護を実践できる人材の育成をめざしています。また、看護学群における国際看護プログラムでは、国際協力の現場や多様な文化的背景を持つ人々への看護臨床で、関係者と協働した看護実践を行えるための基礎的能力の修得を目指しています。4 年間を通して、外国語やグローバルな視点での健康課題や文化ケアアプローチについて学びます。海外の大学の看護プログラムや国際援助の実際に関する講義等への参加を通して、国際看護の魅力を実感できます。

