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26.02.18
11/29看護学群の学生が「膵がん市民セミナー -患者・家族に希望の光を-」に登壇しました/看護学群
2025年11月29日(土)、パンキャンジャパン宮城支部とNPO法人NEXTSURG(ネクストサージ:東北外科臨床研究推進機構)の共催により「膵がん市民セミナー -患者・家族に希望の光を-」が開催され、本学看護学群の学生10名が運営ボランティアとして参加しました。本セミナーは市民を対象として企画されており、東北大学医学系研究科の専門医による早期発見に向けた最新の取り組み、外科治療に関する知見、膵がんサバイバーによる体験談など、膵がんを多面的に学べる内容で構成されています。企画内では、本学学生3名が霜山准教授とともに登壇し、宮城大学看護学群でこれまで実施してきた膵がん関連ボランティア活動の紹介を行いました。





膵がんの治療には、早期発見が重要
膵がんは自覚症状が現れにくく、早期発見が難しい「治りにくいがん」として知られています。一方で、早期発見により生存率の向上が期待されることが明らかになってきています。イベントでは、専門医が膵がんの早期診断に向けたさまざまな取り組みを解説したほか、外科治療の役割と重要性についてわかりやすく説明しました。また、パンキャンジャパン宮城支部代表の中嶋智さんからは、膵がんサバイバーとして治療を継続されているご自身の経験が語られ、参加者の心に深く響く講話となりました。




続いて、看護学群学生と霜山准教授が、本学における膵がんボランティア活動の紹介を行いました。宮城大学看護学群では 2020 年より、霜山准教授を中心にパンキャンジャパン宮城支部の活動支援に取り組んでいます。今回は、これまでの活動の経緯に加え、2025年4月に開催された「パープルリボンウォーク仙台2025」で得られた学び、さらに LINK topos(全国公立大学学生大会)2025 in Nagano での活動を、学生(看護学群2年 佐山さん・飯塚さん・松田さん)が報告しました。






参加者からは、「膵がんを正しく知ることの大切さを感じた」、「専門医の説明がわかりやすく、サバイバーの方のお話が心に残った」、「膵がんへの理解が深まった」などの声が寄せられ、有意義な時間となりました。霜山准教授は、「膵がん患者さんやご家族は、症状や療養生活の中で多くの悩みを抱えています。正しい知識を持つことが、より良い意思決定につながります。今後も学生とともに支援活動を継続していきたいと考えています」とコメントしています。

参加学生-佐山華さんのコメント
セミナーに参加することで、膵がんに関する具体的な治療や予防についての理解を深めることができたり、サバイバーの方から実際にお話を伺ったりすることができました。実際のお話を伺うことは普段の学習の中ではなかなか得られない貴重な経験でした。この経験から、つながりを作ることや広げていくことの重要性について学ぶことができました。これからは学んだことや得た知識を生かしながら学習に取り組みたいと思います。
参加学生-飯塚彩花さんのコメント
講義を通して膵がんに関する知識をより得られ、さらにがんサバイバーの体験談を聞くことで、闘病に際しての実際の思いを知ることができました。また、パンキャンボランティアで行った活動について報告したことで、私自身も膵がんについて知り、考える意識を高めることができました。看護師を志す私にとって、人々の思いを汲み、健康を守るために大切なことを学ぶきっかけとなり、今後も人々が支え合いながら膵がんに立ち向かえる世の中に貢献したいと感じました。
参加学生-松田史栞さんのコメント
受付などの他に、セミナーの中で以前参加したボランティア活動の発表をさせていただくことができました。セミナーでは、膵がんについて知るだけでなく、がんサバイバーのお話を聞くことができ、とても貴重な機会となりました。膵がんの知識や検診の普及、膵がんの研究の発展などを願うとともに、少しでも力になれるよう今後も活動に参加していきたいです。
開催概要
| イベント名 | 膵がん市民セミナー -患者・家族に希望の光を- |
| 内容 | 14:00~14:10 開会の挨拶 東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座消化器外科学分野 教授 海野倫明 14:10~14:30 講演1 「膵がんを早く見つけるためにー私たち消化器内科の取り組みー」 東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野 田中裕 14:30~14:50 講演2 「知っておきたい膵癌の外科治療:手術で挑む根治と術前・術後治療の重要性」 東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座消化器外科学分野 前田晋平 14:50~15:00 ~休憩10分~ 15:00~15:20 講演3 「膵がんサバイバーわたしの体験談」 患者代表 中嶋智 15:20~15:30 ご案内「宮城大学看護学群ボランティア活動について」 15:30~15:40 ご案内「NPO法人パンキャンジャパン宮城支部事務局より」 15:40~16:10 質疑応答 16:10~16:20 閉会の挨拶 東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野 教授 正宗淳 |
| 開催日時 | 2025年11月29日(土)14:00~16:20 |
| 仙台商工会議所7F大会議室 (〒980-0014宮城県仙台市青葉区本町2丁目16-12) | |
| 参加費 | 無料 |
| 主催 | NPO法人パンキャンジャパン宮城支部・NPO法人NEXTSURG |
教員プロフィール
・霜山 真(しもやま まこと):看護学群 准教授
成人看護学を専門分野として、ICTを活用した看護支援システムの開発や看護介入プログラムの構築を行い、効果検証に関する研究を行っています。
NPO法人パンキャンジャパンについて
膵臓がん患者さんと家族を支援し、早期発見・治療法の研究促進・啓発活動を行う公益認定NPO法人です。米国のPancreatic Cancer Action Network(PanCAN)の日本支部として2006年に設立されました。主な活動は、①膵がんに関する正確な情報提供、②患者・家族の相談支援、③研究助成や政策提言、④啓発イベント(パープルリボン運動など)の開催です。目的は「膵がんで亡くなる人を減らす」ことで、医療者・研究者・行政・市民が協力するネットワークづくりを重視しています。

