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24.04.04
朝長夏凜さん・高橋里緒さんが「おこうカレンダー」でコクヨデザインアワード2024 NEW GENERATION賞を受賞/価値創造デザイン学類
価値創造デザイン学類3年生の朝長夏凜さん・髙橋里緒さんが「おこうカレンダー」でコクヨデザインアワード2024 NEW GENERATION賞を受賞しましたのでご案内します。
多忙な日々に、香りを楽しむ癒しの時間を「おこうカレンダー」
情報が飛び交う今の社会には便利な物で溢れかえっています。私たちは一息つこうとした時、無意識にスマホを開いて情報を得ようとしてしまいます。果たしてそれは本当の休息と言えるのでしょうか。このお香は3分間効果を発揮します。1日1回、たった3分でも目を閉じてリラックスして欲しいという思いで制作しました。1ヶ月、スケジュール帳を埋めるように様々な香りのお香をカスタマイズして並べます。(公式サイトより引用)
当作品は『多忙な日々に「香りを楽しむ」癒しの時間を少しでも作れる作品。好みの香りを見つける良いきっかけにもなりそうです。近年タイムパフォーマンスが重視される一方で、自分と向き合う時間への注目も高まっており、現代にぴったりのプロダクトだと感じました。またアドベントカレンダーにするなど今後の展開に期待が持てます』と評価を受け、学生の応募作品を対象としたNEW GENERATION賞を受賞。全応募作品1,480点(プロの応募含む)のうちから学生作品上位10点として選出されたものです。
高橋里緒さんは「コクヨデザインアワードは、過去の受賞作品のクオリティが素晴らしく、このくらいスキルや経験を身につけたいと思い挑戦したデザインコンペでした。NEW GENERATION賞という未来ある賞をいただけたこと大変うれしく思います。primitive=本質の再定義というテーマには想像以上に苦戦しましたが、プロダクトや人の行為を改めて見つめ直したことでたくさんの気づきを得ることができました。今後も、本質を捉えるといことを意識しながらプロダクトを作り出せるよう頑張っていきたいと思います」とコメントしています。
また、朝長夏凜さんは「まずはNEWGENERATION賞という賞をいただけたこと、光栄です。コクヨデザインアワードは以前から応募してみたいと憧れていたコンペであったため、このような結果は私の制作において大きな自信につながりました。今回のテーマが『primitive』ということで、本質とはなにかを深く考える機会になりました。私たちの周りの物や行為にはすべて意味があり、それ対して思考を巡らし形にしていくというプロセスは今後制作をしていく上で大事にしていきたいと思いました」とコメントしています。
コクヨデザインアワード2024 NEW GENERATION賞
コクヨデザインアワードは、才能あるデザイナーの応援と共創を目的とするプロダクトデザインの国際コンペティションです。世相を反映するテーマで作品を募集し、受賞作品については受賞者とコクヨ商品開発者の共創による製品化が検討されます。生活や仕事に身近な道具に新たな息吹を吹き込む優れたデザインを、確かな製品として世に送り出すことで、デザイナーの今後の活躍を後押しし、同時にワクワクする未来のワークとライフの創造を目指しています。NEW GENERATION 賞は、コクヨデザインアワード2024の全応募作品の中から学生の応募作品を対象とし、商品化を前提とせず、アイデアや着眼点に魅力がある作品を選定し、次世代を担う若い世代の次なる挑戦を後押しする目的で設定されました。
指導教員プロフィール
・益山 詠夢(ますやま えむ):事業構想学群 准教授
「Design Through Making」というアプローチでデジタルファブリケーション技術(以下、デジファブ)を用いて、材料と対話し1:1スケールでプロトタイピングしながら、都市・建築デザインそしてプロダクトデザインについて思考していきます。デジファブ技術を用いた「つくる」を通じて、新しい、材料の使われ方、工法、デザインのかたち、循環型社会のあり方を研究します。
- 佐藤 宏樹:事業構想学群 准教授
情報技術や素材が日進月歩する中で、デザインの視点から私たちはどのような未来を作り上げることができるのか。また、現代の技術によって私たちの文化や価値観はどのようにアップデートしていくことが可能なのか。メディア表現や電子デバイス、インタフェースをはじめとする情報技術を土台に、伝統に培われた哲学や生活文化となめらかに接続し、共に進化する新しい文化の創出方法を探究しています。