新着情報

20.11.19

11/11浦霞(うらかすみ)研究開発室・マーケティング本部が来学/食産業学群金内研究室学生による新商品モニター調査

宮城県のお酒として全国で高い評価を得ている「浦霞」醸造元の株式会社佐浦、若い世代向けに新商品「ハーブのリキュール カモミール」を試験販売するにあたり、研究開発室渡邉氏及びマーケティング本部高橋氏が来学し、発酵・醸造学を専門分野とする金内研究室の学生によるモニター調査を実施しました。

地域性を大切に県内素材にこだわる日本酒ブランド、新商品開発の現場

「浦霞」ブランドではこれまで「地域性の表現」として、日本でも屈指の米どころ宮城県で収穫される地元米の使用にこだわってきました。これまで、日本酒ベースのリキュール造り、梅酒・ゆず酒・苺酒などの開発に取り組み、今回の新商品「ハーブのリキュール カモミール」を開発するにあたっても、宮城県産原料を使用しています。今回は第二工場「矢本蔵」(東松島市)に隣接する「赤坂農園」のハーブを活用、「赤坂農園」は、震災復旧作業に伴い出来た平地を活用した農園で、松島と石巻を結ぶ新たな観光エリアとして活動しており、赤坂農園によるハーブの使い方のアドバイスや、研究開発部での多くの試行錯誤を経て今回のハーブリキュールは完成しました。

特に今回のターゲット層と重なる学生たちはサンプルを自宅で試飲、ウェブアンケートによりレビューを行います。レビューの結果は今後の商品開発やマーケティングに活用される予定です。また、「酒造メーカーで働くこと」や、販売方法の試行錯誤や、学生たちのお酒との付き合い方などについても意見交換が行われました。

浦霞による「ハーブのリキュール カモミール」は浦霞オンラインショップのほか、実店舗「浦霞 酒ギャラリー」、ハーブ園経営元「イーストファームみやぎ」の3箇所において数量限定で試験発売しています。

「浦霞(うらかすみ)」醸造元 株式会社佐浦とは

享保9年(1724)に佐浦家初代富右衛門が酒造株を譲り受けて創業。のちに奥州一之宮・鹽竈神社に御神酒を奉納、以来290年以上にわたり、御神酒酒屋としても酒を醸し続けています。塩釜市の「本社蔵」の他に東松島市の「矢本蔵」と2ヶ所で酒造りを行っています。

教員・研究者プロフィール

TOP