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19.09.26
事業構想学群 大嶋研究室による「地域別観光の魅力とナイトライフに関する調査」が紹介されています
大嶋研究室では、東北の復興支援・地域活性化を目指して、デジタルを活用した観光促進など複数のプロジェクトを展開しています。
今回「経営情報管理」の講義を受講した大嶋研究室の学生2名と、総合マーケティング支援を行う株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)により、2019年7月10日~7月11日の2日間、全国の旅行経験がある男女1400名を対象に「地域別観光の魅力とナイトライフ」をテーマにしたインターネットリサーチの調査を実施しました。
注目される夜間観光「ナイトライフ」
ナイトライフとは、観光における夜間の過ごし方・アクティビティを指し、レストランやバー、ナイトクルージング、夜景鑑賞、ショー、美術館、ナイトクラブなど、夜でも楽しめるコンテンツが挙げられます。今回の調査結果は、観光経済新聞を始めとした40本以上の多数のネットメディアで広く紹介されており、オリンピックを控えて訪日観光客が急拡大する中、注目される夜間観光(ナイトライフ)について「地域別」の視点で調査したものとして活用されています。
日本では「観光」と言うと日中に楽しむイメージが強いですが、訪日客にとっての観光はそれだけではありません。観光で現地を訪れる外国人観光客は、昼間の観光だけでなく夜の観光にも高い関心を持っています。発案した学生達は調査結果を見て「ナイトライフを知っていると答えた20代の割合が想像より低く驚きました。一方、夜間観光に対してのマイナスイメージも挙がったため、ナイトライフという言葉の周知よりもナイトライフに向けた環境の整備が必要だと感じました。」「東北ではおよそ半数が外国人観光客の増加を期待すると回答しており、これから外国人観光客の増加によって地域を盛り上げていくきっかけにもなると思いました」など、新たな気づきを得ることができました。
今後も企業や地域と連携しながら、新たな取り組みに挑戦していく予定です。
「経営情報管理」について
経営情報管理は、事業構想学群3年次前期、事業プランニング学類・地域創生学類の選択科目です。
ICT(情報通信技術)の進展・普及により、企業の経営に関する大量の情報が蓄積されるようになってきています。これらのいわゆるビッグデータを有効に、かつ効率的に活用して、意思決定を行っていくことが経営戦略上重要になってきています。これは、個別部門毎の分析・活用にとどまらず、複数部門の連携も必要となります。
講義は全15回、情報化社会の流れや、各種事例の解説を通じて、各種情報システムの機能、分析方法、複数システムの活用法について学生が理解する講義です。
大嶋研究室について
「人材育成」x「デジタル・IT」x「グローバル」を柱に、官庁の調査研究&事業運営や民間企業のコンサルティングに長年従事してきました。この経験を踏まえて、これからのAI時代におけるデジタル経営の進化や経営リーダー育成について、「研究」と「実践」の両面から取り組んでいます。
東日本大震災後の復興支援の一助となるよう、温泉地・観光地を活性化するための観光マーケティング活動にも力を入れています。
※事業構想学群 教授 大嶋 淳俊 プロフィール
<参考>
”マイナビキャリア教育ラボ”に大嶋教授へのインタビューが掲載
事業構想学群 大嶋教授の「宮城観光促進プロジェクト」がTBC東北放送で紹介されました