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22.02.02
1/21 登米市「令和3年度地域づくり事業事例発表会」で小地沢准教授がアドバイザーを務めました
事業構想学群の小地沢将之准教授が,1月21日に開かれた登米市主催の「地域づくり事業事例発表会」で,2つのコミュニティ組織と1つのNPO法人の取組みの発表に対して助言を行うアドバイザーを務めました。
将来想定していない事態が起こった場合にも活用できる信頼関係を
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,急遽オンラインでの開催となりましたが,登米市内のコミュニティ組織などから多くの参加がありました。小地沢准教授は,各団体への講評を行い,その中で,理想的な子どもの参画の方法などについて紹介しました。また総評では,小地沢准教授の著書『まちづくりプロジェクトの教科書』を引用し,「活動計画に基づいて繰り返し行動を続け,地域力を高めることを通じて,将来想定していない事態が起こった場合にも活用できる信頼関係を構築することができる」などとアドバイスしました。
地域づくり事業事例発表会とは
登米市では,まちづくり基本条例に基づき,21のコミュニティ組織すべてで,地域づくり計画を策定しています。各コミュニティ組織で行われている「地域づくり事業」の取組みの発表の場,ならびに「地域協働まちづくり事業補助金」を活用した団体による事業内容の発表の場として「地域づくり事業事例発表会」を開催しており,団体間の情報共有を図り,地域の活性化につなげることを目指しています。
研究者プロフィール
小地沢 将之(事業構想学群准教授)
都市計画の観点からの制度設計や空間デザインのみならず,持続可能な地域生活の仕組みづくりなどを主な研究領域としています。
まちづくりプロジェクトの教科書
本書は,町内会・自治会で活躍する皆さんや行政職員,NPOなどの皆さんを想定し,これから初めてまちづくり活動に取り組まれる方はもちろんのこと,これまでまちづくり活動に取り組んできた皆さんのリスタートも応援する書籍です。プロジェクトの基本となる「QCD」,目的・目標の設定,課題解決を導くための方法論や地域資源の発掘や活用,などといった基本に始まり,企画書の書き方,仲間集め(広報や資金調達)の仕方など,計画や実行段階の具体的な流れについても紹介しています。ステークホルダー(利害関係者)との対話の仕方についても扱っています。
〇発行元:森北出版
〇出版年月:2020年5月28日
〇ISBN:978-4627553613
〇著者:小地沢 将之(事業構想学群 准教授)