新着情報
20.09.12
土岐教授らによる「構造乾漆」の技術を応用したSDGsのバッジがリリースされています
サステナブルな天然素材「漆」を活かしSDGs達成につなげたい!
漆で作るSDGsのバッジとアートパネル (特定非営利活動法人ウルシネクスト)
漆(うるし)は縄文時代から日本の生活や文化を支えてきた、環境負荷の低い天然素材です。漆は特別な工芸品のイメージがありますが、素材として様々な分野に応用できます。漆の恩恵をもっと身近に、より多くの方々に可能性を知っていただくため、天然素材「漆」でSDGsのバッジとアートパネルを作りました。「漆SDGsバッジ」の製作にあたっては、乾漆研究の第一人者である宮城大学の土岐謙次教授の協力を得て完成させることができました。バッジ本体から17色表現まですべて漆で製作しており、漆特有の光沢と質感、深みのある色合いが特長のバッジに仕上がりました。(公式サイトより引用)
特定非営利活動法人ウルシネクスト
特定非営利活動法人ウルシネクストは、漆と社会をつなぐ活動に取組み、漆の文化と伝統が守られ、さらに漆の利用活用が拡大されることで、自然と共生した持続可能な社会が実現されることを目指しています。
研究者プロフィール
・土岐 謙次(とき けんじ):事業構想学群 教授
日本の伝統的漆工芸と、CADをはじめとしたデジタルデザイン技術の融合による新たな工芸・アートワーク・デザインの世界を提案しています。日本工芸のアイデンティティーの象徴とも言える漆を中心的な素材としながらも、3Dプリンターやレーザー加工機、カーボンファイバー等の先端素材などと融合したハイブリッドな活動を展開しています。また、南三陸町にて被災した耕作放棄地にウルシを植える活動を行っています。
<参考>
野老朝雄展 Solo Exhibition of Asao TOKOLO[LINKABLE MATTERS 2]開催
パリ装飾美術館による「ジャポニスムの150年」展に漆作品を出展
”構造乾漆”が環境省プラスチック・スマートの取組事例として紹介
9/4-6ファッションとデザインの祭典「ROOMS」に、事業構想学群の土岐教授が開発した”乾漆カード”が出展
事業構想学群 土岐謙次教授による「乾漆シート製法」特許出願
事業構想学群 土岐謙次教授による「構造乾漆」の研究がdesignboomで紹介