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21.02.16
仙台市消防局(太白消防署)のプロモーションデザインに挑戦#03、1/12 講評会実施 / 感性情報デザイン演習Ⅲ
「感性情報デザイン演習Ⅲ」は、実践的なデザインプロセスを学ぶ演習科目として、価値創造デザイン学類3年生を対象に実施されており、開発系(デジタルメディア作品の企画・制作)とリサーチ系(リサーチのためのデジタルメディア活用・制作)の2つのスタジオに分かれて授業が展開されます。(全15回)
今年度の開発系スタジオは「社会課題解決型」として、地域連携センターのコーディネーションにより、実際に仙台市消防局(太白消防署)と連携し、消防局のプロモーションデザインを行います。最終成果物は、太白区内の大型商業施設での展示発表を予定しています。
1月12日に行なった第15回の演習では、消防署メンバーを招いて最終講評会を行いました。
インタラクティブ作品を通じた火災予防啓発へのアプローチ
学生達はこれまで、第5回演習でのデザイン案企画レビュー、第10回演習で行なった太白消防署の現地調査の結果などを踏まえて、各グループで作品の制作を進めてきました。今回は、試作品のデモンストレーションなども行いながら、5つのグループがプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでは、これまでに学んできたVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの技術を用いて、仮想空間で火災の危険箇所を見つけ出す作品や、赤外線センサーがついた消火器で消火体験を行う作品、また救急救命の流れを体験しながら学べるゲーム作品や、火災予防啓発のための防災ソングなどの発表がありました。消防署メンバーや教員からは、試作品への意見やアイディア、技術面でのアドバイス、また実際に市民に体験してもらう際の注意点についてコメントがあり、3月に実施予定の展示会に向けて期待を寄せています。
作品は、消防局が3月に実施する「春の火災予防運動」期間中に、仙台市太白区の「ララガーデン長町」での展示・発表が予定されています。
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仙台市消防局(太白消防署)とは
宮城県仙台市の消防部局として通常の消防業務を行うほか、仙台市消防音楽隊、消防航空隊、特別機動救助隊(スーパーレスキュー仙台)や、杜の都防災Web、消防署の公式Facebookなど防火・防災の観点だけでなく、総合的に消防署の意義や機能を社会に広く伝達する活動を行っています。
感性情報デザイン演習IIIとは
感性情報デザイン演習Ⅲは、価値創造デザイン学類の3年生がこれまでに修得したデザインに関する知識や技術を統合し、実社会と繋がりのあるフィールドにてデザインプロセスを実践的に学ぶ演習科目です。ウェブメディア、グラフィカルメディア、インタラクティブメディアなどのデジタルメディアによる価値創造の実践とグループによる共同制作を通じて価値創造デザインプロセスを学びます。