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25.04.10

4/4 宮城大学坪沼農場でつくられたお米 100kg を、仙台市こども食堂に寄付しました

宮城大学食産業学群では、農畜水産物の「生産」から「加工」「流通」「サービス」、そして「消費」までをカバーし、食に関する課題を自然科学、社会科学両面の学びから解決する人材を育成しており、附属農場である「坪沼農場」では生産実習の一部として水稲栽培(播種、移植、収穫)を行っています。
お米の生産についても深く学ぶ地域の大学として、昨今の米不足:新米がとれても価格が下がらず高止まりしている状況下において、将来の宮城・日本を担う子ども達へ少しでも貢献するため、坪沼農場産のお米(2kg×50袋計100kg)を、仙台市のこども食堂へ寄付しましたのでお知らせいたします。

寄付先の仙台市社会福祉協議会 佐藤俊宏局長は「今回はこども食堂に学生の皆様が一生懸命つくられたお米をご寄附いただきありがとうございました。こども食堂を運営している団体の皆様は、企業や農家からの食材提供や寄付に支えられながら、物価が高騰する中でも様々な工夫をし、食事提供を通じた居場所づくりを行っております。その中でも、主食に欠かせないお米の寄付はとてもありがたいことですし、大変助かります。いただいたお米は市内のこども食堂運営団体68ヵ所にお声がけし、近日中に提供する予定です。今回、お米を栽培し、収穫した学生の皆さんの『こども食堂さんに寄付させていただき宮城大学で生産したお米をより多くの方においしく食べていただけたらうれしいです』という想いを大切に、こども食堂で活用させていただきます」とコメントしています。

また、今回寄付を行った学生代表の高橋梨奈さんは「お米の価格高騰が続き、家計に大きな影響を与えています。そのなかで誰もが気軽に訪問できるこども食堂への寄付により、たくさんの方に農業実習で学生が作ったおいしいお米を食べていただけたらうれしいです。また、こども食堂を訪れた子どもたちにはお米を食べて元気に活動して欲しいという願いの他、農業課題に目を向け食への関心を高めるきっかけとなったら良いと思います。私たち学生も、講義や実習で『食』について学んでいるのですが、今回の寄付を通して社会における『食』の重要さをあらためて実感することができました」とコメントしています。

仙台市のこども食堂とは

こども食堂とは、地域の子どもたちに無料または低価格で食事を提供する場です。社会福祉法人仙台市社会福祉協議会が運営する仙台市のこども食堂は 68 件 ( 青葉区 24 件、宮城野区 16 件、若林区 8 件、太白区 11 件、泉区 9 件 )。食事の提供のほか、地域交流や子どもの見守りの場としての役割もあります。

宮城大学坪沼農場とは

食産業学群の太白キャンパスから8kmほど離れた坪沼地区にある附属農場であり、総面積は約31.4haあります。水田、畑、牧草地、ビニールハウス、牛舎、豚舎、作業保管施設などの生産施設、講義室、厨房などの施設も有しています。坪沼農場では、宮城大学食産業学群の学生を対象とした生産実習の一部で水稲栽培(播種、移植、収穫)を行っている他、「宮城大学チアーズ農園」や「リビングこども大学」など次世代を担うこどもたちに向けた食・農の啓発活動も実施しています。生産したお米は、従来では大学祭(11月)の時や学内、近隣の方に販売しており、SDGSも念頭に置き、持続可能な農産物生産に向けて、必要最小限の農薬の使用にとどめ、減農薬米としています。

実施概要

日時 2025年4月4日(金)11:00 ~ 
場所 仙台市のこども食堂(仙台市ボランティアセンター 〒980-0011仙台市青葉区上杉1丁目6-10 EARTH BLUE アースブルー仙台勾当台ビル6F)
内容 坪沼農場で生産したお米を、食産業学群附属農場長である中村聡教授・学生 2 名が仙台市のこども食堂にお届けする予定です。お米は精米済み、2kg×50 袋 ( 計 100kg)、令和 6 年に生産されたもので、品種はひとめぼれ、一等米 ( 等級検査済み )、減農薬米 ( 慣行栽培の半分以下の農薬使用 ) です (2000 円 ×50 袋=10 万円相当 )。玄米で低温貯蔵しており、2025 年 3 月下旬に精米したものです。
お問い合わせ先 事務局企画・入試課、広報担当:中木/電話:022-377-8217 メール:kouhou@myu.ac.jp

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