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25.04.18

「宮城大学チアーズ農園」で収穫したサツマイモの販売利益を「こども食堂」に寄付しました

2024年5月に開園した「宮城大学チアーズ農園」は、宮城大学とイオンワンパーセントクラブの連携協定の一環として、宮城大学坪沼農場をフィールドに、食と農業・環境の将来の担い手である小中学生に対し、食産業学群の学生が指導役となって農業を体験、互いに学びを深めています。2024年度、チアーズ農園で収穫したサツマイモの余剰分を大学祭で販売、その利益をこども食堂に寄付しましたのでお知らせいたします。

食産学生が指導役となって、5月から栽培してきたサツマイモ
フードロスを減らすため、余剰分を加工し大学祭で販売・利益は参加者を通じて寄付

チアーズ農園では5月より食産学生と参加者たちがともにサツマイモの栽培を行ってきました。10月27日に実施した第5回のチアーズ農園では、学生たちと小中学生がそれぞれグループを作り栽培したサツマイモを収穫しました。想定収穫量は参加者自身に贈呈し、想定より多く獲れたサツマイモについては、11月に開催された太白キャンパスの大学祭でチップス等に加工し販売しました。これらの販売利益は、チアーズクラブの子どもたちおよびイオン東北を通じて、こども食堂を運営している団体のひとつである「特定非営利活動法人FORYOU にこにこの家」に寄付しました。

これらの活動を指導してきた作田教授は「1年間の活動を通じて、農場での作物栽培だけでなく、収穫物をフードロスとすることなく活用したり、利益による社会貢献などの幅広い活動を体験することで、学生達は自分たちが大学の学びで得た知識や経験を実践し確認する機会となったのではないかと思います」とコメントしました。

イオン チアーズクラブについて

公益財団法人イオンワンパーセントクラブの「子どもたちの健全な育成」事業の一つで、小学生を中心とした子どもたちが、イオングループの店舗周辺を活動拠点として、イオン各店舗の従業員のサポートのもと、環境や社会貢献をテーマに様々な体験学習を行い、楽しく学び考える活動をしているクラブです。約450クラブで6,000人以上の子どもたちが、作物の栽培などの農作業を含む体験学習を行っています。

宮城大学坪沼農場とは

食産業学群の太白キャンパスから8kmほど離れた坪沼地区にある附属農場であり、総面積は約31.4haあります。水田、畑、牧草地、ビニールハウス、牛舎、豚舎、作業保管施設などの生産施設、講義室、厨房などの施設も有しています。坪沼農場では、宮城大学食産業学群の学生を対象とした生産実習の一部で水稲栽培(播種、移植、収穫)を行っている他、「宮城大学チアーズ農園」や「リビングこども大学」など次世代を担うこどもたちに向けた食・農の啓発活動も実施しています。生産したお米は、従来では大学祭(11月)の時や学内、近隣の方に販売しており、SDGSも念頭に置き、持続可能な農産物生産に向けて、必要最小限の農薬の使用にとどめ、減農薬米としています。

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