新着情報

23.12.06

(開催終了)12/20合同会社もものわ代表森優真氏によるレクチャーを開催します/ JST-START

JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)「大学・エコシステム推進型スタートアップ・エコシステム形成支援」の一環により,12月20日に下記レクチャーを開催しますのでご案内いたします。沿岸部の暮らしに興味がある方ならどなたでもご参加可能です。参加にあたっては申し込みが必要ですので,下記申し込みフォームへのご登録をお願いします。

EDGE of ISLAND-海際の魅力を育む-「海際」の潜在的価値と今後の可能性

島国であるわが国は周囲を海に囲まれており,漁村や港町,海水浴場,工業地帯などとして海との関係性に応じた地域特性を形成してきた。陸地形状や海底形状,海流や気温など様々な条件によって海との関係性は変化するものであり,その結果,地域ごとに特色ある文化を醸成している。また,海は我々に資源のみを提供するものではなく,時には脅威となって我々を脅かす存在にもなり得る。強い浜風や高潮,津波などが代表的な例である。このような自然の厳しさを理解しながらも海の近くで暮らし続ける選択を多くの地域が選択し,適応してきたのである。しかし,2011年3月11日に発生した東日本大震災はこうした海との関係性を大きく転換させるものとなった。巨大防潮堤によって陸と海の境界を強固にし,人々は高台へと住居を移すことを余儀なくされた。その影響は南海トラフ地震による津波被災が想定される地域へと波及し,海際からの撤退が進められている。このような観点から島国で暮らす我々はどのように生きていくのかということ再確認すべき局面を迎えている。そこで,防災・減災という枠を超えて,海との共存共栄を成立させるための現代的手法を探求することを目的に活動を行う。

ゲスト紹介

森 優真(もり ゆうま)

合同会社 もものわ 代表社員。宮城大学大学院事業構想学研究科修了。宮城県認定伐倒技術指導者。2014年に東京から宮城県石巻市へ移住。同市が東日本大震災からの復興を目的に開設した「石巻市6次産業化・地産地消推進センター」へ入職し,被災した1次生産者の経営支援に従事した。支援業務の過程で石巻市桃浦地区の牡蠣漁師から「山が枯れると海が枯れる」という言葉を聞き,森林と海の重要な関係性を認識する。その後,森里海の循環に対して具体的にアプローチすることを目的として,2022年6月に合同会社もものわを設立。現在は山林資源の利活用を事業の軸にしながら,日々活動を展開している。

開催概要

イベント名 EDGE of ISLAND-海際の魅力を育む-「海際」の潜在的価値と今後の可能性
日時 2023年12月20日(水)14:30~16:00
場所

宮城大学大和キャンパス交流棟2階PLUS ULTRA-

(981-3298 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1)

内容

海際の魅力を維持・発展させる取り組みの1つの着眼点として海と山の良好な関係性を築くという視点があります。今回のレクチャーイベントでは,宮城県石巻市牡鹿半島内にて,様々な活動をされている森優真さんにレクチャーをいただきます。

対象 沿岸部の暮らしに興味がある方(学外者の参加どなたでも可能です)
参加費 無料
お申込み お申込みフォームから申し込みください。
主催 宮城大学スタートアップ・エコシステム形成支援事業運営チーム
お問い合わせ 宮城大学事業構想学群友渕研究室 tomobuchit@myu.ac.jp

※本事業は,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)「大学・エコシステム推進型スタートアップ・エコシステム形成支援」の一環で行っております。

事業構想学群について

宮城大学は,グローバルな視点で地域社会の発展に貢献できる人材の育成を理念の一つとして掲げ,実学を尊重し,実践的な教育に取り組んでいます。事業構想学群では,現代社会の諸課題を多角的・グローバルな視点で論理的にとらえ,その課題解決に向けた事業を実行可能かつ持続可能なものとして構築する能力を身につけるとともに,豊かな人間性を基盤として地域資源の活用や新たな価値創造を志向し,産業,行政及び社会の各分野で先導的役割を担うことができる挑戦意欲旺盛な人材の育成を目指しています。

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