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21.05.26

地域創生学類の学生が「塩竈の藻塩を使ったジェラート」メニューを共同開発,塩釜水産物仲卸市場で販売演習/佐々木研究室

地域創生学類 佐々木 秀之 研究室では,多様なセクターと連携し,地域資源を活かした住民参加型の新しいスタイルのまちづくりに取り組んでいます。宮城県内の地域の魅力を発信し,愛着のある地域づくりのために「塩竈の藻塩を使用したジェラート」を企業と共同開発。5月に開催された「塩釜水産物仲卸市場・日曜朝市スペシャル」で販売し,好評のうちに完売することができました。

「塩竈の藻塩を使用したジェラート」

塩竈をテーマとしたジェラートは,佐々木研究室と株式会社VISIT東北が運営するイタリアンジェラート専門店「GELATERIA LA FESTA(ラ・フェスタ)」が共同で商品開発に取り組みました。佐々木研究室の学生たちは,昨年度から塩竈の調査・フィールドワークを行う中で,“塩竈”のルーツである藻塩に着目,住民からの愛着も非常に強い素材であることを知りました。藻塩の製造元である「顔晴れ塩」の協力も得て,藻塩の風味・味わいを活かした「塩ミルク」と「塩キャラメル」の2種類を開発,「塩ミルク」は,塩とミルクのジェラートに,リナブルー(商品名)という植物由来の天然着色料を用い,海をイメージしたマーブル模様に仕上げています。「塩キャラメル」は学生とブリッジプロジェクトの女性メンバーの強い意向で実現,ターゲットを女性に絞った商品開発を行いました。こちらも,キャラメル色のマーブル模様となっています。

塩釜水産物仲卸市場「ブリッジプロジェクト」応援のため
店舗づくり・販売まで実施した共創プロジェクト

このプロジェクトは,地域資源をテーマとしたメニュー開発のみでなく,塩釜水産物仲卸市場の空き区画(7号売場)を改装し,新エリアとしてオープンするための場づくり(リノベーション),学生によるチャレンジショップ出店と,塩釜水産物仲卸市場「ブリッジプロジェクト」を活性化するための横断的・複合的な共創プロジェクトです。

今後も,事業構想学群・佐々木研究室では,地域や企業との連携を図り,それぞれの地域にあった持続可能な地域経営の実践研究に取り組んでいきます。

塩釜水産物仲卸市場「ブリッジプロジェクト」について

宮城県塩竈市にある塩釜水産物仲卸市場では,1965年の設立当時は場内に367店舗あったお店が,2021年現在では91店舗まで減少しています。この状況を踏まえて,新たな視点から仲卸市場の未来を検討するため,出店者の若手有志により新たに設立されたのが「ブリッジプロジェクト」です。これまでの魚を売る市場という枠組みを取っ払った新たな試み,塩竈の市場を未来に繋ぐための「ブリッジ=架け橋」の役割を担って行きたいという思いで,時代に沿った人々に愛される新しい市場づくりを目指しています。

教員プロフィール

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