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21.11.26

事業プランニング学類 高橋凛さん作の絵本「ごめんね」が大崎市図書館に展示されています/マーケティングゼミ

事業プランニング学類マーケティングゼミに所属する高橋凛さんは,マーケティングを始めとして,企業への新規事業提案などの活動に取り組んでいます。この度,マーケティングゼミの夏休みの課題で製作した絵本「ごめんね」が,大崎市図書館に寄贈され,展示されていますので,ご案内いたします。 

絵が苦手な大学生が,絵本を自作し自分で交渉して図書館に置けるかを検証

マーケティングゼミでは,自分自身で課題を考え,実行し,型にはまらないチャレンジで自分の限界を突破する自由課題を夏季休暇中に課しました。高橋凛さんは,これまでの経験から,絵の技術に関する偏見「多くの人に見てもらえる絵は上手な人が描いたものだけなのだろうか」という疑問を元に,絵が苦手な現役大学生が絵本を自作し,図書館に置くことができるかという検証に挑戦しました。

高橋さんは,絵本についての基本的なリサーチと,大崎市図書館へのヒアリングを行いながら,身近な子どもである姪の状況を観察し,子育てで教えるのに苦労する言葉「ごめんね」をテーマとした絵本を制作。スマートフォンやオンデマンド印刷を駆使して製本し,大崎市図書館と交渉の上,制作した絵本を図書館に展示していただけることになりました。

高橋凛さんは「夏休みの課題でどんなことをするか非常に悩みましたが,たくさん考えた中で1番ワクワクしたのが絵本を作ることでした。1年前までの私は自分に全く自信が持てずにいたので,自分から行動を起こして社会に発信するというのは今までの自分では考えられなかったなと思います。改めて振り返ってみると,高山ゼミで限界に立ち向かう経験を積んできたことが着実に自分の自信につながっていることを実感しました。今後も,外に発信していくことを意識しながら,枠にとらわれない挑戦を続けていきたいと考えています。」と期待を寄せます。

大崎市図書館職員の佐々木様からは「大崎市で育ち小さな頃から図書館を利用してくれていた子どもさんがこうして自分が学んだことを発信したいと声をかけてくれて,とても嬉しかったですし,これまでにこうした事例はなかったのでぜひお受けしたいと思いました。この機会にぜひ多くの学生さんに大崎市図書館を訪れていただけたら嬉しいです。」というコメントが寄せられました。

大崎市図書館について

大崎市図書館は1978年に開館,その後,老朽化や狭隘化の理由で新たな教育施設の整備を望む声が多かったことから,2017年7月20日に新たに開館しました。「来楽里ホール(きらりほーる)」は「知の揺りかご,メディアの交差」を基本コンセプトに市民から公募した愛称で,「集まる人々の笑顔がキラリと光るといいな」という願いが込められています。新しい図書館は鉄骨+鉄筋コンクリート造2階建てで,内装の一部には大崎市鳴子産のスギ材が使われており,吹き抜けや大きなガラス窓などで開放的な空間となっています。蔵書数は開閉架の合計で約40万冊が収容可能で,館内には学習施設や200人が収容できる多目的ホール,キッズルームやカフェなどが併設され,街のシンボル,市民の文化交流の場としても利用されています。

マーケティングゼミ(高山研究室)について

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