新着情報

23.04.03

2/22-26大崎市民ギャラリーで「ゆらめくあわい」展を開催しました/価値創造デザイン学類

2023年2月22日~27日の期間、大崎市民ギャラリー緒絶の館にて「ゆらめくあわい」展を開催しました。この展示会は、大崎市・宮城大学連携協力事業として、 研究推進・地域未来共創センターのコーディネーションにより平成29年から開催しているものです。2022年度は、宮城大学事業構想学群価値創造デザイン学類の「感性情報デザイン演習Ⅲ(2024年度より感性情報デザイン演習Ⅳ)」を受講する3年生が制作した体験型メディアアート作品を展示しました。

時間的・空間的なあいだを指す言葉である「間(あわい)」をテーマに

会場には3年生18名が制作した4つの作品を展示しました。全ての作品は、来場者の操作や行為に反応して音や映像が変化するインタラクティブな要素を持つ体験型作品で、期間中は親子連れをはじめ幅広い世代の方々が来場し、作品を体験しました。

学生制作によるポスター・会場マップ


四季あそび


四季が変化する様子を表現し、体験者が季節のあわいの世界に入り込むことができる作品。壁面に投影された季節が表現された風景の中を自由に歩き回ったりオブジェクトとインタラクションしたりすることができます。


枯山水


水を用いずに岩や砂などで山水を表現する日本庭園の様式のひとつである枯山水をテーマとした作品。枯山水をデジタルな映像と音で表現し、体験者は、枯山水が表現された机上に置いた石を動かすことで出現する波紋を眺めて楽しむことができます。


ゆうがくれ


この世とあの世の垣根を跳び越えて、妖怪たちとかくれんぼをして遊べるゲーム作品。体験者は、デジタル空間に3Dで表現された緒絶の館周辺をゲームコントローラで自由に散策し、建物内に隠れている妖怪を捜します。


Knocrack(ノックラック)


壁をノックすることで作ることができるひびを介して、壁の裏側に広がる不思議な世界をのぞき見ることができる作品。叩く壁の場所に応じて体験できる内容が変化し、裏側の様子を見たり、裏側に住む生物たちを呼び寄せたりすることができます。


会場では、制作した学生が想定していない楽しみ方をする来場者も多く、学生達の新たな学びにもつながっていました。また、制作方法や制作の過程について学生に熱心に質問する来場者や、同じ作品を何度もリピートして体験する親子連れなども見られ、現実空間と仮想空間の「間(あわい)」の世界を楽しんでいただくことができました。

5日間で合計617名の方々にご参加いただきました。たくさんのご来場ありがとうございました。

感性情報デザイン演習Ⅲについて

価値創造デザイン学類3年次後期の開講科目です。この授業では、これまでの演習で修得したデザイン・実装技術を統合して、デジタルメディアによる価値創造を実践するものとして、分野毎のスタジオに分かれ、グループによる共同制作を通じて価値創造デザインプロセスを学びます。最初に全員でインタラクティブなメディア作品展の企画に取り組んだ後、大きく開発系(インタラクティブなメディア作品制作)とリサーチ系(リサーチのためのメディア活用・制作)に分かれて演習を進めます。開発系の作品制作はリサーチ・展示企画演習で企画された展示コンセプトに沿って行われ、実際に外部のギャラリー等で一般に向けて展示を行います。(シラバスから引用)
※2024年度より「感性情報デザイン演習Ⅳ」として運用します。

指導教員

鈴木 優:事業構想学群准教授
蒔苗 耕司:事業構想学群教授
茅原 拓朗:事業構想学群教授
須栗 裕樹:事業構想学群教授
佐藤 宏樹:事業構想学群准教授
薄井 洋子:事業構想学群助教

大崎市民ギャラリー 緒絶の館について

価値創造デザイン学類について

価値創造デザイン学類

研究推進・地域未来共創センター

企業や地方自治体・機関・団体のニーズや課題に対して、研究推進・地域未来共創センターは宮城大学の持つ多彩な人材・研究・技術・ノウハウなどを活かしながら、イノベーションや活性化の解決策を生み出していきます。
そして、地域産業の発展や魅力的な地域づくりなど地域の可能性を広げるために、従来の手法や領域にとどまることなく、さまざまな分野で共創し、宮城大学のミッションの一つである地域社会への貢献を目指します。

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