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21.06.29

「森の学校」プロジェクトがJIA東北建築大賞(第1回 2020年度)を受賞しました

東北を主要フィールドとして持続可能な地域づくりの研究や実践を進めている事業構想学群の風見正三教授および同研究室が東松島市と協働して基本構想に携わった「森の学校」が、このたびJIA東北建築大賞(第1回2020年度)を受賞しました。森の学校プロジェクトはこれまで、日本不動産学会長賞、日本共生学会学会賞2部門、グッドデザイン賞と多数の章を受章しています。プロジェクトの詳細は下記リンクをご参照ください。

JIA東北建築賞とは

公益社団法人日本建築家協会東北支部では、東北における空間の質及びデザインの向上に貢献するべく本賞を創設。東北6県に造られた建築(専用住宅・戸建住宅 以外の建築)を対象とし、デザイン・性能・工法等において、東北の景観と環境に根ざした優れた建築を生み出した設計者と施主・施工者に対して贈る賞です。

今回の現地審査を終えて、山本理顕審査員長の「建築家たちはなんとか復興の手助けをしたいと、十分な費用もなくこんなにも労苦を強いられているのに、ほとんど孤立無援状態になっている。その様な困難な状況の中で建築家たちは献身的な努力をされた。全員に大賞を贈りたい。」との意見に、同じく審査をなさった渡邉研司審査員そして随行した進藤支部長他JIA東北支部のメンバーも賛同し、2次審査に残った10作品全てを大賞とする事となりました。(公式サイトより抜粋)

研究者プロフィール

森の学校を創る-震災復興から発する教育の未来

森の学校を創る-震災復興から発する教育の未来

東日本大震災の復興過程において高台移転・統廃合を経て再建した「宮城県東松島市宮野森小学校」。この再建計画において、宮城大学風見正三研究室では、基本構想・基本計画の策定や調査・検討に携わってきた。「森の学校」をコンセプトに、震災直後から行政、地域住民や子どもたち、専門家等をはじめとする多様なステークホルダーと共にすすめられた計画づくりのプロセスをまとめている。

  • 出版社:山口北州印刷株式会社
  • 出版年月:2020年3月30日
  • ISBN:978-4-908536-29-8
  • 編著:風見 正三(事業構想学群教授)
  • 著者:佐々木 秀之(事業構想学群准教授)

復興から学ぶ市民参加型のまちづくりⅡ―ソーシャルビジネスと地域コミュニティ―

復興から学ぶ市民参加型のまちづくりⅡ―ソーシャルビジネスと地域コミュニティ―

震災復興過程で立ちあがった7つのソーシャルビジネスモデルが、いかにして地域再生に貢献したのか検証した。

  • 出版社:創成社
  • 出版年月:2020年4月7日
  • ISBN:978-4-7944-3208-7
  • 著者名:風見 正三(事業構想学群教授)/佐々木 秀之(事業構想学群准教授)

※書籍「森の学校を創る-震災復興から発する教育の未来」は、公益社団法人経済同友会「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト」の活動助成を受けて刊行しています。

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