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新着情報

22.06.17

事業構想学群・小地沢准教授が調査・執筆した『令和4(2022)年3月16日の福島県沖の地震 災害調査速報』が刊行されました

事業構想学群の小地沢将之准教授は,都市・地域・社会デザイン,住民参加によるまちづくり,社会教育等の分野における実践的な支援を通した研究に取り組んでいます。このたび,日本建築学会東北支部災害調査連絡会の一員として事業構想学群・小地沢准教授が調査・執筆に加わった『令和4(2022)年3月16日の福島県沖の地震 災害調査速報』が刊行されましたのでご案内いたします。

小地沢准教授が参加しコロナ禍における避難所運営の実態など調査

この報告書は,令和4年3月16日の福島県沖の地震の発生を受け,日本建築学会東北支部災害調査連絡会が被害状況の調査などを行いまとめたものです。小地沢准教授は,第4章「生活関連の被害」の調査とその報告をとりまとめる主査を担当しました。担当部分では,被害の大きかった宮城・福島両県を中心に住宅や産業関連の被害状況に加え,コロナ禍における各自治体の避難所運営の実態を調査しており,小地沢准教授は避難者の健康チェックが十分に行われていない避難所があることなどを突き止めています。

※下記のオンライン報告会において小地沢准教授も登壇し,調査の結果を報告する予定です。

日本建築学会東北支部 みちのくの風2022秋田 特別事業

・令和4(2022)年3月16日福島県沖の地震 災害調査報告会

・2022年6月18日(土)10:30~12:00

本学の学生グループが,断水が長期化した住宅地における災害ボランティア活動を展開

仙台市内においては,仙台市西部の住宅地において大規模な断水が発生しました。この住宅地は高度経済成長期に民間業者が造成したもので,公共水道ではなく民間業者の専用水道を利用していましたが,すでに会社が事業を停止していたこともあり,復旧までに長期間を要しました。この間,被災早期からミネラルウォーターの支援物資が届くなど,飲料水の調達に困ることはなかったものの,仙台市内ではボランティアセンターが設置されなかったこともあり,地区一帯の高齢者や子育て世帯の支援ニーズも把握されていませんでした。

そこで断水解消までの間,本学の学生グループは小地沢准教授が代表理事を務めるNPO法人コミュニティとともに,約2週間にわたってこの住宅地を訪問し,支援ニーズの聴取り活動などを実施しました。この報告書においても,学生グループによる支援活動の様子が報告されています。


令和4(2022)年3月16日の福島県沖の地震 災害調査速報

令和4(2022)年3月16日の福島県沖の地震 災害調査速報

この報告は2022年3月16日午後11時36分,福島県沖で発生した M7.4 の地震による建築物の被害調査を緊急にまとめたものです。この地震では宮城県登米市,蔵王町,福島県相馬市,南相馬市,国見町で最大震度6強の揺れが観測されております。 日本建築学会東北支部では災害調査連絡会(委員長 佐藤 健 東北大学教授)の主導により災害委員会(東北支部代表委員 堀 則男(東北工業大学教授)と連携し調査体制を組み,調査対象別に 5つのワーキング・グループが設けられ,迅速な現地調査が実施されました。

  • 発行元:日本建築学会東北支部災害調査連絡会
  • 刊行日:2022年5月31日

小地沢将之(事業構想学群准教授)が第4章「生活関連の被害」を主査としてとりまとめ,このうち第2節を執筆。


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