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24.10.03
9/6宮城県松島離宮と共同で小沢研究室・アウトドアサークルの学生らが大阪府立鶴見商業高等学校の修学旅行生をツアーガイド/地域創生学類
事業構想学群小沢研究室(指導教員:小沢晴司教授)では、地域の魅力を探求するアプローチとして景観を取り上げ、日々研究に取り組んでいます。宮城県松島離宮における団体向け体験メニューとして、9月6日に小沢研究室・宮城大学アウトドアサークルの学生らが大阪府立鶴見商業高等学校の修学旅行生134名をご案内しました。
宮城大学の学生たちが松島のツアー計画を検討、高校生134名をガイド
研究室の学生らは6月上旬から現地下見を重ね、五大堂・福浦島・雄島等、松島の名所を巡る20コースを考案、当日9月6日は20班に分かれそれぞれ6~9名の高校生を案内しました。あわせてガイドプログラムの内容評価のため、研究室学生は高校生等へのアンケートを実施。「景色がきれいだった」「大学生が優しかった」「方言を教えてくれて楽しかった」などの好評を得ました。
また、9月11日、大阪府立高校からの感謝状を預かった宮城県松島離宮の新沼史智本部長・安藤広美氏が本学を訪れ、佐野好昭理事長と学生代表者に感謝状を手渡しました。新沼本部長からは、事前の下見で何度も松島を訪れ丁寧に複数のコースを考案してくれたことや、高校生の目線で、楽しく和みのあるコミュニケーションを心掛けたことへの謝辞がありました。
学生チームの代表を務めた萱場悠貴さん(地域創生学類3年)は、「高校生ならではの考え方や話題に触れることで新たな刺激と経験を得ることができました。このプロジェクトを通して高校生の方々には大学について興味を持ってもらえたら嬉しいです」とコメントしています。
また、指導教員の小沢晴司教授は「ガイドプログラム作りは学生たちが直接主催団体と連絡してまとめた。その実行力を評価したい。研究室の学生は他にも福島県の原子力被災地の復興観光プログラムの策定・評価作業や、本学キャンパスの森の再評価作業と資料作りを直接関係自治体や国と協議して作業に挑戦している。皆頼もしく引き続き応援していきたい」とコメントしました。
宮城県松島離宮について
2020年10月、宮城県松島町のマリンピア松島水族館跡地に、観光施設である宮城県松島離宮がオープンしました。宮城県松島離宮は、「離宮庭園」「宮城県松島離宮博物館」「レツルタワー」「離宮ホール」屋上庭園「天空のピクニック」その他、飲食など6店が入居する木造2階施設で、新しい観光拠点として賑わっています。
担当教員プロフィール
・小沢 晴司:事業構想学群 教授
1986年3月、環境庁に入省し、その後国内外の国立公園や、国立環境研究所、京都御苑、滋賀県立大学等に勤務、東日本大震災後、福島環境再生本部長等として2012年より原子力災害からの復興に8年携わる。2020年より宮城大学事業構想学群教授。専門は造園学、森林学、環境政策等。