Keyword
地域再生,景観,災害と復興,放射能汚染対策,自然公園,緑地,森林・林業,SDGs
地域景観の魅力再発見と,災害や疲弊からの再生を目指して
研究内容・実践活動
地域景観の再発見と再生をテーマに活動しています。
東日本大震災後の福島・東北で,原子力災害からの復興と地域再生に8年間現地で携わる経験をしました。
地域の自治体の皆さまが,被災者であり避難者であると同時に地域再生を担うという,筆舌に尽くせぬご苦労をされました。
これまで,我が国で最も優れた景観,というのではない,どちらかといえば日常にとけこむ景観の魅力を再発見する研究を続けてきました。
東北で,被災して変貌した地域の景観も含めて,そこに⽣活する⼈たちの営みから学びつつ,地域を表現する大切な資源であることを⾒出していきたいと思います。
平安時代から朝廷の耳目に流れた鹽竈松島の景観の再発見や東北沿岸地域での内外の人の交流の再生
国際観光振興に関する県知事部局,関係機関, 専⾨家による意⾒交換でコメント(写真提供:環境省)
原⼦⼒被災地での国による説明会:重要なのは被災住⺠の声に⽿を傾けること(写真提供:東京新聞)
産学官連携の可能性
1 2012年以降2020年まで福島・東北での原⼦⼒災害発生後の地域再⽣に携わる
2 台⾵19号による東北の⽔害や災害廃棄物対策で地域の広域連携や産業界協力に学ぶ
3 東北の自然・生業・産業の景観の魅力と再発見を研究
震災後,東北の再⽣に携わってこられた地域の様々な⽅の取組みに学ばせていただきました。地域の魅⼒を再発⾒し,それを如何に表現できるかデザインし,地域社会を担う⾃治体や産業,団体,関係者はもとより,地域の未来を担う次世代の参加と彼らによる発⾒を加え,地域の多様な可能性を見出したいと考えています。