Keyword
母性看護学、助産学、母乳育児支援
母親が自分の母乳育児に納得できるような支援を目指しています
研究内容・実践活動
母乳栄養で赤ちゃんを育てることは、赤ちゃんと母親にとって健康上のメリットがたくさんあります。最近では母乳栄養だけで赤ちゃんを育てることだけでなく、混合栄養であっても母乳育児を長く続けることで効果があることがわかってきました。
母親の多くは妊娠中に母乳で育てたいと考えていますが、産後、予想外の困難を経験しています。母乳育児がうまくいった、いかないという経験が母親の自己肯定感に影響を与えるとの報告もあることから、母親が自分の母乳育児に納得できるよう支援することが重要であると考えます。
多くの産科施設で、WHO/ユニセフによる「母乳育児成功のための10か条」(1989)を基にした支援が行われるようになりました。それでも支援者によって異なるアドバイスに母親が混乱したり、支援者自身が母乳育児支援に難しさを感じたりしているといわれています。
そこで母親が納得した母乳育児ができるよう、そして多くの保健医療従事者が足並みをそろえて、母子に合った母乳育児支援できることを目指して、研究に取り組んでいます。
また国際認定ラクテーション・コンサルタントとして、科学的根拠に基づいた母乳育児相談や講義を行っています。
産学官連携の可能性
- 母乳育児相談が可能です。
- 母乳育児支援のお手伝いや講義・研修を行うことができます。
- 臨床実践と教育の視点から、助産や母乳育児にかかわるシミュレーターや製品等へのアドバイスが可能です。