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看護管理、周術期看護

手術を受ける患者への入院前看護介入プログラムを通したPFM構築

木村 三香

看護学群

木村 三香

Kimura Mika

准教授/看護学修士

研究内容・実践活動

私は手術看護の実践や手術室看護管理の経験から、周術期を中心とした効果的な看護介入や看護マネジメントを研究テーマとしています。
2018年度診療報酬改定では「入退院支援加算」が算定できるようになり、入院前からの入退院支援の実施やスムーズな退院に向けての連携が評価されるようになりました。このことを踏まえ、多くの病院で、入院前支援の一環として「周術期外来」の開設を検討されているのではないかと思います。
急性期医療を提供する病院では、入院前評価を的確に実施することが、その後のPFM(Patient Flow Management)にも影響を及ぼします。そのため、患者にとっても病院にとっても有効な、入院前評価を含む包括的な入院前看護介入プログラムの作成に取り組んでいます。
また、入退院支援のような多職種連携が必須となるチーム医療では、チームマネジメントの機能が不可欠です。宮城大学看護人材育成・支援事業での「中間管理職スキルアップ研修」などを通して、連携の促進者となる看護中間管理職の支援も行っています。

手術を受ける患者がたどるプロセスと入院前看護介入の目標(イメージ)

手術を受ける患者がたどるプロセスと入院前看護介入の目標(イメージ)

産学官連携の可能性

  • 「周術期外来」や外来部門と手術室において、誰が(どんな職種が)・いつ(どの時期に)・どのような介入をすれば効果的な入院前看護介入となるのか、それぞれの施設の実情に合わせた介入プログラムの作成をお手伝いいたします。
  • そのために必要な人材育成や看護マネジメントについて、看護中間管理職の皆様の課題解決の支援をいたします。

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