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遠隔心理支援、家族療法、短期療法、認知症ケア

『すべての人に遠隔心理支援を』-心理支援へのアクセスの障壁を減らします

平泉 拓

看護学群

平泉 拓

Hiraizumi Taku

准教授/博士(教育学)

研究内容・実践活動

近年、離れた2地点で遠隔コミュニケーションの情報技術(ビデオ会議ツール等々)を用いて心理支援を提供する遠隔心理支援(遠隔心理学)が注目されています。遠隔心理支援は、物理的に心理支援にアクセスできない人が、心理支援サービスにアクセスできるため、世界中の心理支援サービスの格差を減らすことができます。また、在宅で認知症ケアをしているご家族の方、カウンセリング機関がない地域で暮らしている方、子育てと仕事で忙しい人にとっては、1時間かけてカウンセリング機関を訪れ、相談し、1時間かけて帰宅することは、時間的な損失と体力的な負担がありますが、遠隔心理支援ではアクセスの負担が少なくなります。
私の研究室では、すべての人が安心・安全に遠隔心理支援にアクセスできる基盤を構築するプロジェクト(eMental health care plans:eMCP)に取り組んでいます。企業や医療・福祉サービスと連携し、遠隔心理支援のプログラム開発と効果測定、インターネットを用いてセルフケアの学習と実践の両方を実現するツールの開発、遠隔心理支援のための教育・訓練等々に取り組んでいます。

東北放送 Nスタみやぎ 2020/12/23放送 『特集 ニュースの軌跡 コロナ感染者 回復後も”心の傷”』

2020/12/23放送
東北放送 Nスタみやぎ
『特集 ニュースの軌跡 コロナ感染者 回復後も”心の傷”』

東北放送 Nスタみやぎ 2020/6/24 『特集 震災経験生かしオンラインでメンタルヘルス』

2020/6/24放送
東北放送 Nスタみやぎ
『特集 震災経験生かしオンラインでメンタルヘルス』

産学官連携の可能性

  • eMCPは企業・医療保健機関と大学が連携して遠隔心理支援サービスを提供する基盤です。
  • 遠隔心理支援に関する情報提供、メンタルヘルスに関する教育、メンタルヘルスに関するサービス開発を共同で行うことができます。

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