Keyword

建築・プロダクトデザイン,大型3Dプリント技術,コンクリート3Dプリント技術

大型3Dプリンタを用いた空間・建築領域への応用デザインの研究

益山 詠夢

事業構想学群

益山 詠夢

Masuyama Emu

准教授/修士(建築)

研究内容・実践活動

「バイオポリエチレン材料を使用した3Dプリント椅子とコーヒーテーブルの製品化」(2021~2023)

慶應義塾大学(前職)と株式会社オカムラとの共同研究
サトウキビからつくられたバイオポリエチレン材料をベースに3Dプリンタ技術を用いて製造した家具の製品化を目指した。JIS規格,オカムラ社の試験に沿った安全性をクリアするための材料,構造,製法の調整を行った。椅子,テーブルを含む3製品が「Up-Ring シリーズ」として,2022年7月に販売が開始された。

「大型3Dプリンターを用いての建築施工デザイン」(2021~2023)

慶應義塾大学(前職)とセレンディクス株式会社との共同研究
一般向けの「3Dプリンターに最適な住宅開発」を目指して,コンクリート3Dプリント技術を用いて施工した50平米の面積を持つ住宅「フジツボモデル」を設計した。3Dプリント建築の施工事例を見ると,世界的に殆どのものが「壁のみ」をプリントしたものであり,その上に木製の屋根を乗せるという工法が主流になっている。本プロジェクトでの設計面でのチャレンジは,3Dプリントでオーバーハング可能な斜行角度により屋根部分を設計し,壁から屋根まで一体型で成形できるプリント施工を目指した。

大型3Dプリント技術を用いてつくる地域資源を活かしたサーキュラーデザインの確立(写真をクリックするとPDFが開きます)

大型3Dプリント技術を用いてつくる地域資源を活かしたサーキュラーデザインの確立(写真をクリックするとPDFが開きます)

「Up-Ring シリーズ」サトウキビからつくられた材料を素に3Dプリンタを用いて製造した家具(写真をクリックすると,プロジェクトを紹介する外部のサイトへ移動します)

「Up-Ring シリーズ」サトウキビからつくられた材料を素に3Dプリンタを用いて製造した家具(写真をクリックすると,プロジェクトを紹介する外部のサイトへ移動します)

「セレンディクス50」 コンクリート3Dプリント技術を用いて施工した50平米の面積を持つ住宅「フジツボモデル」(写真をクリックすると,プロジェクトを紹介する外部のサイトへ移動します)

「セレンディクス50」 コンクリート3Dプリント技術を用いて施工した50平米の面積を持つ住宅「フジツボモデル」(写真をクリックすると,プロジェクトを紹介する外部のサイトへ移動します)

産学官連携の可能性

今まで様々な分野の産業に属す「企業様 x 大型3Dプリント技術」にて共同研究を行ってきました。当研究室では,廃棄される地域の資源を材料に3Dプリント技術を用い製造を行う循環型社会を構築する為,材料からプロダクト設計までを一気通貫で扱い研究を行います。資源循環,廃棄及び,無駄になっている材料の再利用など,新しい3Dプリント技術を用いた新しい物の循環,新しいサプライチェーンのエコシステム構築を考慮したプロダクト開発などに興味のある宮城県の企業の方は,お気軽にご相談ください。

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