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在宅看護、訪問看護の実践、在宅看取り、エンドオブライフケア、教育支援

人生の最終段階を支える訪問看護師・介護職への教育支援-ケアの質向上を目指して-

花里 陽子

看護学群

花里 陽子

Hanazato Yoko

教授/修士(老年学)/博士(介護福祉・ケアマネジメント学)

研究内容・実践活動

訪問看護や高齢者施設における看取りについて研究をしています。わが国では、少子高齢化の進展により多死社会を迎えています。現在、住み慣れた自宅あるいは高齢者施設での看取りが推進されています。しかし、人の死と向き合う機会が失われた今日の暮らしでは家族の不安は大きく、家族が安心して看取ることができる支援が重要となります。これまで行った訪問看護師や特別養護老人ホームの介護職を対象とした看取りの調査では、援助者自身も家族と同様に不安や困難を抱えながらケアをしていることがわかりました。「家に帰りたい」という願いや、「穏やかな最期を迎えたい」という希望を支え、在宅看取りを推進していくためには、援助者に対する教育的支援が必要であると考えられました。同時に、看取りは辛く悲しい経験や困難な経験だけでなく、仕事に対するやりがいや達成感、成長を感じられる貴重な経験であることもわかりました。このため、看取りの経験が少ない職員に対する教育的支援は、看護や介護職の在宅看取りのケア質向上に繋がるものと考え、現在も継続研究として取り組んでいます。

直近の研究報告書「特別養護老人ホームにおける新人介護の看取りの経験と意味づけ」(2022年11月)

直近の研究報告書「特別養護老人ホームにおける新人介護の看取りの経験と意味づけ」(2022年11月)

産学官連携の可能性

自宅での最期を選択した方とそのご家族、医療介護職が安心して看取ることができるよう、それぞれの地域におけるケアシステムづくりが必要です。今後も、教育的取り組みを通して、人々の穏やかな最期を支援できる看護・介護職の育成に取り組みたいと思います。また、住民の方々のQOL向上に繋がる、より良い地域包括ケアシステムの構築について考えていきたいと思います。

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