Keyword

マーケティング,顧客価値,文脈価値,消費者評価,商品開発

マーケティングの視点から、“消費者とのつながり”に注目して研究を行っています

滝口 沙也加

食産業学群

滝口 沙也加

Takiguchi Sayaka

准教授/博士(学術)

研究内容・実践活動

近年、マーケティングの新しいパラダイムとして、「サービス・ドミナント・ロジック」が注目されています。これまでのモノ起点で購買時の交換価値を重視する考え方ではなく、サービス(プロセス)の視点で使用・消費プロセスで生じる価値を重視するものです。そこでは、顧客が使用というプロセスを通じ、自身のスキルやナレッジを適用することで価値が創造されると捉えます。つまり、価値は顧客が使用する文脈に依存することから、このような考え方に基づいた価値は「文脈価値」と説明され、「生活の場」をふまえた評価を明らかにすることが重要な課題となっています。
そうした状況をふまえ、食・食品を対象として、消費の意味や価値を明らかにする質的手法の検討や消費者ニーズの分析に関する研究を行っています。とくに、顧客の使用・消費プロセスを把握し、生活の文脈の中で創造される価値や意味づけの特徴を理解することで、食品マーケティングの方向性や在り方を検討することに注力しています。

食を対象とした文脈価値に関する研究

食を対象とした文脈価値に関する研究

食をケースとした顧客インターフェイスに関する研究

食をケースとした顧客インターフェイスに関する研究

食品小売業利用における文脈価値形成プロセスに関する研究

食品小売業利用における文脈価値形成プロセスに関する研究

産学官連携の可能性

マーケティングにおいては、製品やサービスを顧客にとっての価値の観点からみることが重要となります。とくに、食品は他のカテゴリーに比べてコモディティ化しやすく価格競争に陥りやすい状況となるため、顧客を正しく理解することが大事です。購買時点だけではなく、購買後の生活の文脈の中で育まれる価値を明らかにすることで、企業に求められるマーケティング対応の在り方を考えていきます。
・製品アイデアを発想したい
・消費者の声を理解したい
・何がボトルネックになっているのか整理したい など
マーケティングの視点から、事業の課題解明に向けてお手伝いいたします。

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