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地域保健活動,ソーシャルキャピタル,東日本大震災,保健師

地域保健活動をとおしてソーシャルキャピタルの醸成を目指します

小野寺 悦子

看護学群

小野寺 悦子

Onodera Etsuko

助教/修士(看護学)

研究内容・実践活動

東日本大震災後,「地域保健対策の推進に関する基本的な指針(2012年7月)」が改正されました。その中で,地域保健対策の推進や健康増進の取り組みに地域のソーシャルキャピタル(信頼,社会規範,ネットワークといった社会関係資本等)を活用することが明記されています。そして,「地域における保健師の保健活動の指針(2013年4月改正)」においても,保健師の保健活動の基本的な方向性としてソーシャルキャピタルの醸成が求められています。市町村保健師としての経験からも,ソーシャルキャピタルの醸成を支援することは保健師の基盤的な活動でもあり,健康なまちづくりの土台ともいえます。

私は研究において,震災により住み慣れた土地を離れた高齢者が新たな地域でソーシャルキャピタルを再構築したプロセスを整理し,生活適応や精神的健康に寄与した要因を明らかにすることで,今後起こり得る災害時の支援にも役立てたいと考えています。

今後も,被災地等で様々な地区(住民)組織活動を支援し,人と人,人と地域をつなぎ,実践を通した研究を継続していきます。

被災高齢者が震災後に移住を決意した要因

被災高齢者が震災後に移住を決意した要因

誰もが自分らしく,元気に暮らせるための活動

誰もが自分らしく,元気に暮らせるための活動

保健師・栄養士により地域保健活動評価・研究の支援

保健師・栄養士により地域保健活動評価・研究の支援

産学官連携の可能性

  • 地域保健活動における事業の企画や評価について支援をします。
  • 地域保健活動の中で保健師等の人材育成について支援をします。
  • ​​​​​​​被災地における地区組織活動を支援します。

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