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精神看護、統合失調症、内在化スティグマ、セルフスティグマ、心理社会的介入

統合失調症を持つ人々の内在化スティグマを減らす心理社会的介入の研究をしています

籭 惠太

看護学群

籭 惠太

Toshi Keita

助教/修士(看護学)

研究内容・実践活動

統合失調症をはじめとした精神障害を持つ人々は、生活している中で何らかのスティグマ(差別や偏見のこと)に直面しています。世の中のスティグマを感じ取り、自分自身が自分に対して差別や偏見を持ってしまうことをセルフスティグマ(self-stigma)や内在化スティグマ(internalized stigma)と呼びます。内在化スティグマが高まると、自尊感情や自己効力感、QOLの低下が見られるだけでなく、鬱状態になってしまったり、絶望感を抱いたり、自殺のリスクが高まると言われています。

世の中に蔓延する精神障害を持つ人へのスティグマを無くすというのは難しいですが、精神障害を持つ人に対して心理社会的介入を行なっていくことで、自分自身に対する内在化スティグマは減らすことができるのではないかと考え、それを目的とした看護師中心の心理社会的介入を実施するという研究を行っています。

研究を通じて、精神障害を持つ人々が、自分らしく活き活きと暮らすことができる社会を目指しています。

産学官連携の可能性

  • 統合失調症をはじめとした精神障害を持つ人々の内在化スティグマ低減について、一緒に考えていくことができます。
  • 心理教育をはじめとした看護師中心の心理社会的介入の導入について、一緒に考えていくことができます。

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