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食品流通、フードシステム、食品ビジネス、企業参入

農業・食品産業・消費における食と農の持続可能性を考える

緩鹿 泰子

食産業学群

緩鹿 泰子

Yasuko Yuruka

講師/博士(生物資源科学)

研究内容・実践活動

近年、我が国は経済状況が悪化した社会情勢のなかで、農水産業や食品産業を取巻く環境は大きく変化しています。食品・農産物の流通においては、昨今、「安定供給の確保」や「農業の持続的な発展」、「多様化する消費者ニーズへの対応」が重要な課題となっています。一方で、農水産業や食品産業などでのDX化の進展といった新たな動きが進展しています。そうした中で、食と農の持続可能性を考えていくことは、とても重要になっています。

これまでの研究では、新たな担い手として期待される食品企業の農業参入において、各企業の原料農産物の調達方法を踏まえた経営戦略との関係性について実態調査をもとに進めてきました。現在、宮城県内の食品製造業における原料調達行動に関する研究のほか、未利用・低利用の食資源や地場食材を活用した新たなビジネス・サプライチェーンの構築に関する研究(プロジェクトに参画)にも取り組んでいます。

産学官連携の可能性

本学には2022年秋に着任したばかりですが、前職の経験なども踏まえて、様々なテーマの取り組みを通じて、産学官連携を進めていければと思っております。

  • 農業と連携したい・かかわりたいと考えている企業や団体、農産物の販路開拓・拡大、地域農業と都市住民等をつなぐ活動に関するアドバイス
  • 農業における人材育成と経営継承に関するアドバイス
  • 食と農を活かしたまちづくりに関する調査
  • 企業の農業参入に関する調査 など

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