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成人看護、セルフマネジメント支援、生活習慣病看護、動脈硬化性疾患予防

動脈硬化によって引き起こされる病気の予防を支援します

菅原 亜希

看護学群

菅原 亜希

Sugawara Aki

講師/修士(看護学)

研究内容・実践活動

動脈硬化によって引き起こされる病気には、心筋梗塞、脳梗塞のほか、脚の血管が詰まる病気などがあり、循環器疾患や脳血管疾患と呼ばれます。これらは、生命の危機とともに生活を脅かすものでもあります。
私は、循環器疾患の予防や再発防止に向けて、血圧や塩分摂取量、運動量などを管理するアプリを企業と協力して作成しました。これには、値の意味を読み取り、より望ましい行動を判断するための教材も含まれています。
健康行動を実践するには、その人に知識、技術、態度が備わっていることが必要ですが、成人期には、夫婦関係、子育て、介護、労働環境など、生活の中での心理的負担感も問題になります。大きな負担感の中で生活すること自体がつらい体験ですが、この負担感は健康行動の障壁として決して軽視できないことが、アプリの介入研究で外来通院患者様と接することでわかってきました。だからこそ支援が必要と考え、保健医療者と療養者をつなぐツールとしてアプリを活用し、アプリに蓄積される個別の情報を用いて、一人ひとりに合った支援を行うことを目指しています。

利用者端末(スマートフォン)での提供内容  管理者画面の提供内容

利用者端末(スマートフォン)での提供内容                  管理者画面の提供内容

産学官連携の可能性

  • 開発したアプリ(現在改良中)を用いて、健康行動の支援に貢献します。
  • 病院や診療所にとどまらず、循環器疾患を抱える人を地域で支援する方法として、アプリの活用を考えています。
  • 動脈硬化性疾患に関連する高血圧、糖尿病などをもつ人を対象とした健康教育の実施や研究のお手伝いができます。

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