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長期高齢者施設ケア、ケア管理、高齢者施設内における多職種連携・協働、認知症看護、老年看護

長期高齢者ケア施設のケアの質の向上に貢献します

沢田 淳子

看護学群

沢田 淳子

Sawada Atsuko

准教授/博士(看護学)

研究内容・実践活動

少子超高齢社会の現在、様々な理由から長期高齢者ケア施設で暮らす方も多い中、施設には医療的ケアの充実、看取りの充実、多職種や地域・医療機関との連携・協働など多くの課題があります。それらは制度改革が必要なものもありますが、各施設で取り組むことで解決可能な課題も多く、ケア管理者の在り方が問われていると考えます。

私は、自宅ではない生活の場において、高齢者の方々が最期まで豊かな暮らしが継続できることを目標に長期高齢者ケア施設のケアの質向上に向けた取り組みを行ってきました。

具体的には、①看護ケア管理者を対象にケア管理能力向上に向けた教育プログラムの開発、②多職種連・協働の構造化に向けた検討です。特に①では、コロナ禍において、感染予防対策の徹底が求められ、また、研修参加者である施設の看護管理者の時間確保が難しいことから、「特養看護職であるケア管理者の7つのケア管理能力」を基盤にした研修や自己評価、参加者同士のやりとりをオンラインで行えるWebシステムを活用した教育プログラムを開発しています。

今後は発展的プログラムの展開と持続可能化の検討を行い、それにより日本の特養をはじめ長期高齢者ケア施設全体の質向上に向けたプログラムとして活用できることを目指しています。

特養ケア管理研修会(ZOOM開催)

特養ケア管理研修会(ZOOM開催)

研修参加者からのZOOMでのプレゼンの様子

研修参加者からのZOOMでのプレゼンの様子

発展的研究のプロセス

発展的研究のプロセス(画像をクリックすると拡大します)

産学官連携の可能性

特養をはじめ、長期高齢者ケア施設のケアの質向上に関することについて、施設や地域単位でのご相談や研修依頼を受けることができます。
具体的には、
・効果的な多職種連携・協働につながる内容
・倫理観の醸成につながること
・認知症ケアについて
・最期の看取りの体制整備や振り返りに関すること
・生活の継続とリスクマネジメントや健康管理との調整に関すること
・ケア管理者のケア管理能力向上につながること
などについて活用していただけたらと思います。

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