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環境の健康、SDGs、次世代育成、ウィメンズヘルス、質的研究、共生倫理

環境の健康を創造する次世代・女性のエンパワーメント

谷津 裕子

看護学群

谷津 裕子

Yatsu Hiroko

教授/博士(看護学)

研究内容・実践活動

私はこれまで、看護学の関心の対象である人々の健康と次世代育成の観点から看護のアート、質的研究方法論の開発、医療におけるジェンダー問題、患者安全、アフォーダンス、動物福祉学など幅広い関心を持ち、学際的な研究に取り組んできました。原点となっているのは助産師としての臨床実践です。女性とその家族が医療の場でどのような体験をしているか、どのような医療・看護が求められているかを質的なアプローチで研究するうちに、質的研究方法の奥深さに魅せられて質的研究方法論の開発にも取り組むようになりました。また、女性たちが家庭や職場、医療の場で声を上げにくい実態とその背景にある社会構造にも疑問を抱き、医療者と共にジェンダーギャップの是正に向けた勉強会などを行ってきました。さらに、人間を含む動物全体が環境とどのように調和を保って生きるべきかを考える中でSDGsや動物倫理、Veganismに関心を寄せ、論文や著書の執筆、アウトリーチなどの啓発活動に取り組んできました。現在の関心は、環境の健康の観点からSDGsの担い手である次世代と女性をエンパワーメントすることです。今後は宮城県に暮らす皆さんとの共同研究に取り組みたいです。

質的研究に関して執筆した書籍(一部)

質的研究に関して執筆した書籍(一部)

動物・ひと・環境の共生について著した新刊本(シリーズ第5巻「動物」が私の著作です)(画像をクリックすると書籍紹介のページをご覧いただけます)

動物・ひと・環境の共生について著した新刊本(シリーズ第5巻「動物」が私の著作です)(画像をクリックすると書籍紹介のページをご覧いただけます)

ゾウの自然保護区Elephant Nature Park(タイ)にて

ゾウの自然保護区Elephant Nature Park(タイ)にて

産学官連携の可能性

次のようなテーマでの講演や情報提供、研究支援、アドバイスを行うことが可能です。

  • 質的研究方法論全般
  • 医療におけるジェンダー問題
  • 性の多様性の理解とLGBTQの人々への医療のあり方
  • 熟練助産師のケア実践
  • 看護職者の感性と倫理
  • 看護理論
  • 医療における安全形成
  • 医療におけるアフォーダンス
  • 動物や自然と共生する社会のあり方
  • SDGsと看護、グローバルナーシング
  • Veganという生き方
  • アニマルライツと動物倫理

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