Keyword
多主体協働、復興・防災・減災、集落、コモンズ、共同体、レジリエンス
土地の文脈を活かした自律型の地域を形成するためのヒト・モノ・コトのデザイン
研究内容・実践活動
私たちの生活は世界的の先進国に倣いながら高水準な暮らしを獲得してきました。一方で、少子高齢化社会にいち早く突入したことから成熟社会の先頭を走っているとも言われています。そのような中で一元的な価値観に依拠するのではなく、多様化した社会の中で土地ごとの個性を活かして成熟させていくことが重要になると考えています。また誰かに依存した地域ではなく、住民の方々が積極的に関与できる自律型の地域社会の実現を目指しています。
- 人々の記憶が刻まれる地域デザイン
東日本大震災による被災地を中心に住民の方々が刻んできた街の記憶を顕在化する「失われた街」模型復元プロジェクトや多主体連携による集落復興デザイン「気仙沼市唐桑町大沢地区の復興まちづくり」、気仙沼市復興祈念公園の基本構想、基本設計などに携わっています。
- 自然環境に応答した知恵・技術等を活かした地域デザイン
自然災害としなやかに付き合い方や自然資源を有効に活用するための知恵や技術が地域空間や暮らしに投影される豊かな地域があります。単なる懐古主義ではなく、こうした固有の知恵や技術を活かした現代的な地域、暮らしのデザインを行っています。
産学官連携の可能性
- 多主体協働のまちづくり支援
- 減災デザインに関する支援
- 共有資源及び共同体形成に関するデザイン
- 文化的資源の顕在化及びリデザイン
- ヒトが集まる場のデザイン
- 遊休施設のリノベーション及びソフトデザイン
- 災害文化形成に関する仕組みづくりなど
〇参考